ベッド上の探偵役と現場担当のワトソン役
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本作は公開時劇場で見た記憶がありますが、ブログ開始以前なので、再見。
原作がジェフリー・ディーヴァーで、かなり猟奇色の強い恐ろしい作品だった記憶が・・・。
ニューヨーク市警刑事ライム(デンゼル・ワシントン)は、4年前事故で脊髄損傷を負い、
片手と首から上以外は付随、寝たきりの生活となっています。
けれどその能力を買われ、捜査協力を続けているのです。
一方、警官アメリア(アンジェリーナ・ジョリー)は、
パトロール中に受けた無線で、1人事件現場へ向かいます。
そこで、無残な男性死体を発見しますが、意味不明な証拠物件を素早くカメラに収めます。
その迅速で機転の利いた判断に感心したライムが、彼女を自分の助手に任命。
ベッドから無線でアメリアに指示を送る2人のタッグが始まります。
・・・と、このような2人のいきさつも面白いのですが、
この事件は連続殺人としてまだ続いていくのです。
それがもう、目を背けたくなる残虐な殺人現場・・・。
しかもわざわざ、次の殺人場所の予告を残しておくなど、
ライムへのメーセージがこめられていそうでもある・・・。
探偵小説ではありがちですが、手遅れで、被害者を救えないということが二度、三度・・・。
恐ろしげな廃墟の殺人現場へただ1人歩み行くアメリア・・・。
ホント、ドキドキしますが、犯人の真の目的は意外なところにあった!!
ベッドから動けないライムは、コンピュータを駆使して推理を繰り広げます。
約20年前。
声でのパソコン操作、その当時は多分「へえ~」と思う革新的なテクノロジーと思えたでしょうけれど、
今となっては当たり前。
分厚いブラウン管のパソコンが、レトロです。
アメリアは、事件現場の近くにいる子どもに「インスタントカメラを買ってきて」と頼み、
そのカメラで写真を撮るのですが、今ならスマホであっという間。
その写真も瞬時で送ることができます。
時の流れを感じますねえ・・・。
この頃、アンジェリーナ・ジョリーはまさに、売り出し中。
魅力的です!!
いろいろな意味で、なかなか見応えのある作品ではあります。
「ボーン・コレクター」
1999年/アメリカ/117分
監督:フィリップ・ノイス
出演:デンゼル・ワシントン、アンジェリーナ・ジョリー、
クイーン・ラティファ、マイケル・ルーカー、ルイス・ガスマン
スリル・サスペンス度★★★★☆
アンジェリーナ・ジョリーの初々しさ★★★★☆
満足度★★★★☆
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