ステージおきたま

無農薬百姓33年
舞台作り続けて22年
がむしゃら走り6年
コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

変身願望!

2017-11-23 09:13:11 | シニア演劇

 シニア演劇学校6期生公演『アンドロイドファンク』、本番まで残り3日!いよいよ、尻に火がつき、頭に火の粉!だ。

 遅れてる。昨夜の稽古でも、未だに動きの手直しがそこかしこ、すまん!6期生あなたたちのせいじゃない。ついこの間まで菜の花座が大きな公演抱えたからなぁ、放ったらかし状態だったんだ、改めて、申し訳ない!が、いくら謝ってみたって、芝居は完成しない。残された時間を目一杯使って、仕上げるしかないってことよ。

 この3日間、プラザの舞台に装置を立て込んで稽古できたってのは、ほんと、幸せだった。稽古場で有り合わせの椅子とか使ってするのとじゃぁ、気持ちの入り方が違うもの。

 舞台と同じこと、衣装だって本番もの着れば、役に成りきれる。まして、ダンス衣装となれば!!

 『アンドロイドファンク』、何が目玉って、このシニアたちの変身なのさ。見てくれ、この思い切った変身した姿を!女たちはとこんとセクシーに!男らは精一杯気取ってダンディーに!家に帰ればおじいちゃん、おばあちゃんかもしれないが、おっと、まだまだ女も男も健在だ。いや、こんな格好したことない。できるなんて思ってもみなかった。

 この衣装が決まるまで、1か月以上のダメだしが続いた。最初は有り合わせのもので胡麻化す算段してたシニアたちも、狙いが一発大変身にあるってことにようやく気付いて、自ら、ネットや古着屋を探し回るようになった。ここが大切なところだな。その気にならなきゃ、変身なんてできるもんじゃない。変わり始めてみりゃ、その魅力、絶大さ。

 こんな姿、けっこう似合うんだ!なんかすっごく心地いい!

 これだよ、シニア演劇の極意ってやつは!60数年生きて凝り固まっちまった自分をほぐして、解き放つ作業なんだ。人生ここまでくりゃぁ、何だってありよ、やりたかったことやってやれ!いや、自分の中で眠っていた白雪姫に熱きキッスを!ってことだ。

 ダンスは、正直、下手だ。じっくり見たら傾げた首が180度回転する。でも、大丈夫、心配ないさ。照明がお手伝いする、衣装が手助けする、そして何より、ダンサーの気持ちが観客を揺り動かす。

 役者たちの熱い気持ちとここまでの努力、それを暖かく見守る観客。その不思議に優しい空間、それがシニア演劇の舞台だ。

 とは言っても、まだまだ、失笑、嘲笑から抜け出せてはいないからね、3日間、死に盛り狂いのジジババ力で頑張ろう!

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ダンスレッスンはビデオで仕上げ!

2017-10-12 08:25:06 | シニア演劇

 シニア6期生、いよいよ、フィナーレのダンス、振り付けに入ったぞ。曲はマーク・ロンソンのUptown Funk。ふふふ、何度も紹介してるけど、実に妖しい曲だ。街角にたむろする男たちが、通りがかりの女たちを冷やかす、そんな歌だ。それをちょい悪ジジイたちにやらせようってのよ。

 振り付けは、言わずもがな、R先生。菜の花座公演でも、「黒猫のタンゴ」は上演中に拍手が沸き上がったくらい魅力的な振りをつけてくれた。音楽のツボを外さず、しかも踊り手の力量に合わせた緩い動きで作ってくれる。これ、とっても助かる。今回も、街のチンピラが気取って流し目を送ってるよう絶妙の振りだ。

 まずは、曲の1/3を仕上げるのが今夜のノルマ。若手中心の菜の花座なら、1,2度やって見せてどんどん次に進むんだが、そこはシニア相手、丁寧に細かく割って何度も繰り返してくれる。そう、シニアの指導者は根気強くなくっちゃ。

 R先生が前に立って踊ると、見よう見まねでなんとか行く、が、さっ、今度は自分たちだけで、となると、とたんに支離滅裂だ。特に、一つ一つの動きは覚えていても、それがうまくつながらない。きっと、今やってる動きに集中して、次のことにまで頭が回らないんろうな。これ、僕のZUMBAも同じ。

 1時間のレッスン、あんな振り、こんな振りと個々バラバラに頭に入ったようだが、とてもとてもダンスとは言えない。ここはやっぱり、ビデオに撮って各自繰り返し自習するしかない。ということで、こっちは音出し係兼ビデオ係だ。幾つも撮ったシーンを取捨選択して、メンバーが覚えやすいように編集してDVDに焼いて次回に手渡す。

 ビデオでのチェックってやつは、振りを自分のものにする、って効果ばかりじゃない。自分がどんな姿で踊ってるか、姿勢はどうか、歩みはどうか、表情はどうか、そういった自身の外観を見直すちょうどいいきっかけになるんだ。録音した声を聞いてみて、初めて自分の声を客観的に知るのと同じこと、立ち居振る舞いだって、外から見える姿を突きつけられないとわからない。これ、自己理解ってことね、舞台に上がる者にゃとても大事なことなのよ。

 ビデオ見て、がっくりするだろうな、でも、そこから逃げてちゃいい役者にはなれないんだからね。できれば、画面に映し出された無様な恰好見て、日ごろの姿勢なんかも直してくれるといいんだけど。男も女も颯爽とかっこよくなって欲しいんだよ、僕としちゃ。

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シニア6期生公演『アンドロイドファンク』のチラシがいいぜぇ!

2017-10-10 13:50:26 | シニア演劇

 菜の花座の公演あったって、稲刈りあったって、シニア演劇学校ずるけることなくコツコツと稽古続けてるぜ。準備の方も着々だ。ほれ、これ見てくれ。出来たチラシ、いいじゃないかぁ!

 このなんともわからない賑やかさ、慌てふためく感じ、劇の内容を上手く表現してるよ。真ん中にアンドロイドっぽい女が肩怒らせて睥睨してるてのも、うんうん、その通りだ。左右で右往左往してるのは当然、男たち。そうそう、そういう芝居なのよ。ってわからない?でしょぅ、だから、見てよ。

 全体の色調が暖色系で、これがどこか温かみのあるコミカルな作品を暗示させる。で、タイトルのフォントがPC文字!アンドロイドだもの。公演情報がやや分かりずらいのが、難点といやぁ、難点。でも、興味惹かれた人は、読みにくくたって見るもんだから、問題なし。今回も、デザインはあすむ君。いい仕事してくれた。こういう才能豊かな人が傍にいてくれるってことが、劇団の実力の一つなんだよな。

 6期生、男二人顔突き合わせ続けて、途中でやる気を失うんじゃないか?って心配したが、取り越し苦労だったな。二人とも熱心に通って来ている。観劇研修として、こまつ座やザ・フルーツなんかも見てもらったが、ますます演劇に惹きつけられて行ってるようだ。あっ、もちろん、菜の花座『ニャン婆と時之助』にはかなり衝撃を受けたようだった。えっ、上手だから?違う、違う。始めて数年であそこまでできるんだ!って驚き。

 さっ、明日は久しぶりのダンスレッスン。多分、振り付け、すべて完成するんだろう。楽しみだ。なんたって、『アンドロイド ファンク』、ラストで踊る曲「Uptown Funk」から空想をぐるぐる逆回転させて、できた作品なんだから。ダンスが決めて、しっかり踊ってくれよ。

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シニア6期生公演、新作は『アンドロイドファンク』

2017-08-30 09:43:13 | シニア演劇

 やっと、やっと書き上げた。まだこれから最終チェックが必要だけど。ともかく、最後のページまて゛到達した。台本仕上げた時てのが一番達成感あるなぁ。まるまる1か月、読書断ち、映画断ちしてようやくたどり着いたピークだもの。実際は、ここから舞台を作るっていう山登りが始まるんだけど、とりあえずは、おめでとう。お祝いに新しいバーボンを開けたよ。

 新作は『アンドロイドファンク』。なんのこっちゃい?アンドロイドが出て、ファンキー?いいんだよ、タイトルで中身のあらかた、分かるようじゃつまらんじゃないか。なんか知らんが、面白そう!これがタイトルってもんだと思う。

 アンドロイドものは前にもコントで書いていて、そっちは一人暮らし老人の見守り用のロボットだった。今度は、もう一歩進んで、カウンセリングアドバイザーをこなしてしまうアンドロイドだ。いやいや、性能は格段に進歩して、人間からその仕事を奪ってしまった近未来のお話しだ。

 どうしても不倫しなけりゃならない熟年男、えっ、どうして?そりゃ今は教えられないよ、ネタばれってもんだ、がアンドロイドに振り回されながらも、自分を変革する一歩を踏み出すって内容だ。他にも、アンドロイドに仕事を奪われリストラされた男とか、神さんに逃げられて自堕落な暮らしはまり込んでる男とか、だらしないねぇ、男たち。

 それに引き換えアンドロイドの女たちは元気溌剌!男たちをけしかけ、発破かけして、人生再生・リボーンに歩み出させる。その起死回生の第一歩が「アップタウンファンク」って曲でダンスって仕掛け。つまりね、これまでカーテンコールで必ず踊ってたダンスを芝居の中に組み込んぢまったってことなのよ。

 上は台本の表紙だけど、歌ってるブルーノマーズの画像使わせてもらっちゃった。出演者にどんな格好で踊るか、手っ取り早くつかんでもらいたくてね。シニアのオッサンたちが、こんなちょい悪ジジイを気取って踊って幕が下りる。僕としちゃ、大いに気に入ってんたけど、見る人たちはどうだろね?多分、ダンスの出来で決まると思うよ。どんな曲でどんなダンスか興味ある人は、

https://www.youtube.com/watch?v=1ujZNxR6bo4

の動画を見て欲しい。もちろん、振りは別物、こちらも菜の花座同様、R先生にお願いした。簡単だけど、カッコいいダンス作ってくれるさ、きっと。

 てことで、『アンドロイドファンク』。ダンスでエンディングって他にも、いろいろ楽しい仕掛けや、ミステリアスな構成を組み込んである。1時間10分くらいの短いものだけど、最後まで飽きることなく見てもらえると思う。

 今回でシニア演劇学校本公演は6作目。これまで同様、見た人が、金と時間返せ!って言わない程度の作品はできた。いや、まだ台本だけだけど。そこらあたりは、ちょっと自慢したい気もあるんだけどねぇ。

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台本締め切り過ぎた!ビデオ見せて時間稼ぎ

2017-08-24 09:55:20 | シニア演劇

 やっぱねぇ、間に合わなかったよ、台本締め切り。まっ、予想通りって言うか、計画通り?って言うか、どうも、このところ1週間延期!ってのが恒例化しつつあるなぁ。なんとなく、1週間延びたって間に合うべ、って甘ったれた根性が根付いてしまったようで、いかん、まったくいかん!

 菜の花座なら、今週稽古なし、お互い良かったねぇ、で済むところだが、シニア演劇学校となると、そうはいかない。月謝取ってるわけだからね、やることはやらないと。さてどうしよう、遅延対策。

 苦肉の策、前回5期生の本公演ビデオを見ることにした。

 たった2名しかいない6期生、まさか二人芝居、ってわけにもいかないから、キャストも菜の花座メンバー3人に手伝ってもらうことになっている。いずれもシニア演劇学校の卒業生、そう、先輩ってことだ。そのうち二人が5期生ってこともあるし、すぐ間近な公演ってことあるので、これから初舞台に向かおうというお二人にはぴったりじゃないか。

 シニア演劇ってどれほどのもんなんだい?初心者が舞台に立つってどうよ?そう、向かうべき目標を事前に見定めるって意味、大きいと思うね。

 6期生2名に助っ人5期生2名、それに事務局と僕、6名で こじんまりとビデオ鑑賞会。正味2時間を超すお芝居、凄いセリフの量だ。改めて、よくぞやり通したもんだと5期生全員に拍手を送った、心の中で。

 初めてシニア演劇を見た6期生にはかなりショックだったようだ。あんなにセリフ覚えんのか!できるか、自分に?拍手も盛大だったし、どうなんだ?俺たちの舞台は。ビビッて尻込みしてもらっちゃ困るけど、目標の高さに心引き締めてもらうことはできたんじゃないかな。

 改めて見直してみての僕なりの反省は、もっと声を出す指導とか、動きに変化をつけることとか、場転の扱いとか、スタッフワークの問題とか、いくつも問題点に気付いた。

 止む無く取った代替策だったが、シニア6期生にも、手伝いの5期生にも、始動の僕にも役立った2時間半だった。さあ、1週間の猶予をもらった。なにがなんでもいいものを仕上げなくっちゃ!

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