シニア演劇学校6期生のレッスンもいよいよ本格始動だ。
男二人!ってのはかなり衝撃的だが、参加者一人だってやる!その気合いからすりゃ、おお、二人も!いいじゃないか、って、余裕よ、余裕。二人とも若い!てのも素晴らしい、て、言ったって60歳すぎだけど。まっ、実年齢としちゃシニア見習いってところだ。でも、それ以上に肉体的に若々しいのが嬉しい。運動センスも、この年齢レベルを大きく凌駕しているな。なんせ、一人はウルトラマラソン、富士登山マラソン完走者!!!だもの。
実年齢も肉体年齢も若い二人だが、それ以上に満ち満ちているのが、意欲だ。男二人だけだってやるんだ演劇!って入校の状況からしてそれを物語ってる。先週課した宿題、「あいうえおの歌」の暗記もほぼ完ぺきに済ませて来てくれた。期待できるぜ、このやる気なら。
とは言っても、1年間の長丁場だ、男二人てのは、やっぱり寂しかったり、鬱陶しかったりもすることだろう。意欲と若さだけじゃ乗り切れない現実てのは確実に襲って来る。本公演だって、二人で1時間半演じきる、てのは、さすがに酷だろう。
で、彼らが無理なく楽しく演劇に向き合ってもらうために、実施することにしたのが、菜の花座メンバーによるサポートだ。週1度の講習には必ず何人かの座員が参加する。主としてシニア演劇学校の修了生、つまり先輩たちってことになるが、いずれは若手メンバーなんかも入って一緒に基礎トレーニングに汗を流してもらうつもりだ。
昨日のレッスンには、3期生のNさんと5期生のAさんが一緒してくれた。これで男二人と女二人って組み合わせ。発声練習なんかも向かい合ってすることで、基本が出来上がってる人の口の開き方や声の出し方、姿勢なんかを目にしながら取り組むことができた。「外郎売り」なんかも4人で声出すと、賑やかでいい。初心者も安心してついて来ることができる。
体力的に若々しい二人に合わせて、筋トレも少々取り入れているんだが、これは女性陣にはちょっと辛そう。でも、鈍った体に刺激を与えられるから、かえって彼女たちのためなのかもしれない。
レッスンの最後は体を動かすことで締めくくった。すでに11月本公演で踊ることにしている「Mark Ronson - Uptown Funk ft. Bruno Mars」に合わせて様々な振りをする。一人の動きを他のメンバーがまねをしたのだが、どれもこれもとてもユニークな動きで、見ていて楽しくなる。リズムからずれる人も一人もいないし、音楽の雰囲気をしっかりつかんで踊っている。
こうやって、毎週、慣れて行って、本公演じゃすっかり自分のものになってる、それがこっちのもくろみさ。曲も決まった、ダンスの指導者も決まった。ここに菜の花座の男たちも合流すれば、かなり面白い舞台になるぞ、うん、間違いない!