1か月ほど前の話し。車のタイヤ、空気減ってる!パンクじゃねえか?ガソリンスタンドのあんちゃんに見てもらったら、穴空いてるように見えないし、ホイールとかバルブとか原因かなぁ、なんて、結局様子見ってことで返された。
ありゃまた減ってるよ、どうする?減り方微量だし、春のタイヤ交換、間近だから、空気満タン押し込んでまたまた様子見、と、さらに1週間。ダメだ、減り方激しくなってる。このまま4月までは乗れないぞ。面倒気分乗り越えてタイヤを外し、再度、タイヤのパンク点検を頼んだ。
ここですよ、って示された部分に石鹸水かけたら、あらまっ、ぶくぶくと泡立ってきた。ちげえねえや、パンクだな。針みたいな細いもの刺さってたみたいで、それ抜けたんで、空気の減りが早くなったんだろうって話し。そうか、それなら納得行くよ、ホイール交換でなくして良かった。と、安心したのもつかの間、ここ、タイヤの横側だから、修理効かないんすよ、って、ありゃりゃ。
て、ことは新しいタイヤと交換するっきゃないってこと?スタッドレスの溝減ってるし、そろそろ交換時じゃないすか?気楽に言うな!来冬、もう1シーズン履こうと思ってんだから。年金暮らしのどけちを見くびるもんじゃないぜ、すべては節約なんだ。去年ノーマルタイヤ交換して、今年さらにスタッドレスってそんなゆとりはねえ!
と、心で毒づいて、はて、困ったぜ。まさか、今から夏タイヤに履き替えてえのは、あまりに危険が大きい。まだまだ雪降り、つるつる道路の可能性は大だ。3本はスタッドレスで、パンクの1本だけ普通タイヤで乗り切るっきゃねえな。雪道の不安はたんまりあるが、そんな時は軽トラで静々と動くとして、3月いっぱいこれで行こう。
1本だけ違うタイヤ、どうだハンドル取られたり、ブレーキの利きが悪かったりしねえか?そろそろと試し運転を繰り返すも、なんだ、ぜんぜん平気じゃんか!よしよし、このままで行こうか。
だが、待てよ。4月にタイヤ交換すっとなると、来シーズンは1本だけ新品購入ってことになって、こりゃ効率的にうまくない。って言うか、1本売りなんてタイヤショップじゃ対応しちゃくれんし。と、なると、まだ使える状態で渋々交換ってことか?そりゃもったいねえなぁ。せめて、この3本すり減ってからリタイヤとしたいじゃないか。
そうだ!夏もこのまま、3本はスタッドレスで走り続けりゃいいんだよ。春夏秋、1シーズン履き続けりゃ残った溝もすり減って、タイヤ全とっかえも苦にならぬ。こうすりゃ新しい夏タイヤ、1シーズン温存できるってことさ。おお、これ名案じゃねえか!しみったれの極致だな。
ただ、問題は1本の夏タイヤだけ極端に減っちまうってことだが、これは、2か月ごとに別のタイヤと履き替えて行けば、ほぼ均一にすり減ることになるから問題なしさ。手間かかる?そんな、人様の手間にゃ金掛かるが、自分の手間はただだから。年寄りゃ、手前で稼げって話しよ。
パンク位置は右前輪だが、ここは一番減るところ、しかも雪道でスリップの可能性も高い。だったら後輪をノーマルタイヤにすりゃいい。一番減りの少ない左後輪のスタッドレスを普通タイヤに交換、外したスタッドレスを前輪右にはめ直してすべて作業終了。よしっ、これでどけち作戦完了だ。
後は事故など起こさぬよう、そろりそろりと参りましょうぜ。