菜の花座第20回公演『恨の行方』、ポスターができた。今回もメグミの作品だ。まずは見てもらおう。
相変わらず思いがけない図柄だよね。恨の文字とリボンの赤が印象的だ。実際に印刷されたポスターは地色の赤が強くて、残念な仕上がりだった。このブログではどんな色合いに出るだろうか?
今までのものとちょっと違うのは、傷つく者の痛々しさ、みたいなものが無くなった、あるいは薄くなったってことかな。大人になったってことかな?でも、少女の危うさみたいなものは、十分に感じられる。それが秘密めいた世界を形作っている。
彼女の作品を宣伝に使うのは、菜の花座としてはこれが四作目だ。どれも良い作品だが、前回の『雲雀、はばたきて』は中でも出色だった。彼女が描くと、こちらの意図からどんどん飛翔してしまうので、仕上がりがいつも楽しみだ。そうか、こんな見方もあるか、なるほど!って感じかな。台本との距離があるので、え、これ関係ないんじゃない?なんて言う団員もいるが、僕としては、その隔たりがとても心地よい。若さの所為か、才能故か、もしかしたら、経験不足のためかもしれない。でも、それでもいい。今の彼女にしか描けないものを描いている。そこにきらめくものがある。惹き付けるものがある。
メグミの才能が認められて、メジャーになって、「いやあ、地元のへぼ劇団でポスター描いてたこともありましたよ、はっはっは・・・」なんて思い出語ってくれたら、これもまた、楽しいって思うよ。そうそう、今回はチケットもデザインしてもらった。これまた、彼女流!えっ?なぜ?って作品だ。これも載せさせてもらおう。
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