メダリストを先生に？

まだ懲りないのかねぇ、

裏金・香典配りの堀井学、裏金・セクハラ橋本聖子。

オリンピックでメダル獲ったからって、常識人ってわけじゃない、ってもうとっくに証明されてるじゃん。おっと、石川県の能無し知事、馳浩もオリンピック選手だってことたせし。

なのに、教員免許なしでも特別採用って、学校現場なめんなよ！って声が噴出してるの当然だね。

メダリストに限らず、成果残したスポーツ選手が、並々ならぬ努力と抜きんでた才能の持ち主だってことにゃ異論はない。

だけど、それだけで、子どもたちを教育できんのか？！

優秀な人間、勝ちあがった人間にゃ見えない、人間の大切な側面なんてめちゃめちゃあるじゃないか。優しさだったり、誠実さだったり、コミュニケーション力だったり、手先の器用さだったり、穏やかさと目立たずコツコツとかつっぱりだって、持ち味になるんだぜ。もう、人間の数ほど取り柄はあるってことさ。

スポーツ選手って、ある意味、純粋培養だろ。混じり気なしで純度は高いが９９％アルコールみたいなもんだ。そのまんま飲んで美味いわけない。用途だって限られる。

超多様な子どもたちを相手にするにゃ、勝利者てのはご立派過ぎるのさ。負けた者、ついて来られなかった者、はみ出した者、競争しない者、寝そべってる者、・・・への眼差しがなけりゃ、先生なんてのは務まらんのさ。

っと、文科省の提案にカチンと来た人は多かったらしくて、発表されるや一気に炎上したらしいので、うん、世の中、それほど狂ってなかったってちょっと安心したんだが、

SNSにつながらない人たちにゃ、オリンピック選手＝努力の人＝先生に最適、って変則３段跳び論法を素直に納得する人も多いんだろうな。

で、そのこと知り尽くしてるのが自民党なわけで、そうやってアスリートたちを引き寄せて、トップクラスは国会議員に取り立てる。スポーツ偏愛気味、俺もそうなんだが、の国民の支持を勝ち取れるとともに、素直に従う陣笠議員をプールできる、って算段さ。

アイドルとか芸能人も同じパターンだな。

彼らに美味い飯食わせることで飼いならし、権力に立て付かず、まして、異議など唱えず、馬車馬のごとく精一杯走り切る、そんな国民を量産する、それが彼らの目論見なんだってこと、そろそろ気付こうじゃねえか。

その裏返しが、芸能人やスポーツマンは政治的発言するな、って、意味不明の社会的掟？なわけで、要するに、スポーツや芸能にうつつ抜かさせて、有権者としての牙を抜く、そんな社会常識に従って、ここまで国が壊れて来たんだからさ。