どうするよ?2回目焼いた燻炭。風のない日で夜の11時までかかってやっと燻炭にしたんだぜ。なのに使い道にはたと困った。夏、野菜の育苗土が足りなくなって作った夏分と、秋の1回目、合わせて肥料袋20袋以上保存した。いくらあっても無駄じゃないんだが、保存のための肥料袋が足りなくなった。今残ってるもの15枚は、米ぬか運びに必要だから、取っておかなきゃならない。
どうしよう?この一山。邪魔にならないところに積んでビニールでも掛けて冬越しさせるか?うーん、そのまま土に埋もれてしまいそうだなぁ。だったら、畑に撒いちまおうぜ。
ニンニク、ラッキョウ、タマネギの畑だな。我が家じゃ黒ビニールマルチって使わないから、春先雑草がひどいんだ。ここに厚手に燻炭播いておけば、雑草の横暴を少しは防げるんじゃないか。保温効果も期待できそうだし。養分的に相応しいのかどうか、そいつはわからない。が、土を良くする燻炭のことだ、苗に悪さすることはあるまい。
一輪車に積んでは畑に運び、タマネギたちの合間にばらまく。葉っぱの上に残ったりもしてるけど、雨降りゃ流されるさ、っていつもの大雑把。10回ほど往復して畑はほぼ燻炭で覆われたが、まだあと3回分ほどあるぞ。どうせならけりつけちまいたいよな。そうか、隣の落花生植わってる畑にも播けば、きれいに攫えるぞ。
って、おっと、落花生、収穫するの忘れてたぜ。茹で豆用のオオマサリと乾燥用の千葉半立ち、両方合わせて20粒ほど播いたんたが、ネズミに食われたか鳥にかっ攫われたか、わずか4本しか育たなかった。こうなると、俄然、意欲を失うてのがダメなところだ。勝手に育て!って、知らぬが仏、知らん顔の半兵衛、懐かしい表現使ってみた、を決め込んできた。隣りが我が物の顔のさばり屋、サツマイモってこともあって、関心向けることなく、今になって、おお!けっこう大きく繁ってんじゃないか、一粒がこの群生に育ったのか、立派、立派!
よしっ、この際だ、引っこ抜いちまおう。
うおっ、抜けないぜ。がっしり土に入り込んでる。放ったらかしで土寄せなんかもしなかったから、身一つ必死になって、固く締まった土に花を潜り込ませたんだろう。大切な実を強奪されてなるもんか、と畑にしがみついている。試しに1株抜こうと試みたが、あれれ、地上部の茎葉だけ千切れちまった。すまん、馬鹿にして。やっぱりスコップ使って掘り上げてやらないとな。
周囲に何度もスコップを、突き刺し差し込みしてどうやら、株を掘り起こせた。
なんとなぁ、見事な実着きだぜ。数も多いし、大きさも悪くない。一切、手間暇かけなかったのに、この生育と実り、落花生、意地を見せたな。千葉半立ちの方は、やや実が小さいようだが、オオマサリの白い莢大振りで、見るからに美味しそうだ。
茹でなくてもこのまま生で食べられそうな新鮮さだ。どうにか生き延びた一粒がこれほど見事な実りをもたらしてくれるとは。
うん、手抜きしてすまなかった、そして、ありがとう!
今年は、無駄にすることなく食べ尽くすからね。
燻炭も播き終えたし、まずは、オオマサリの茹で豆か。
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