菜の花座公演『流れ旅 星の流れに』についちゃ、もう3回も書いたしな、次、次行こう!
って気持ちだったんだが、そうだ、アンケート、寄せられた数十枚を読んで、感謝とともに、感じたこと、考えたこととか、記しておかなけりゃ、失礼だよな、ってことで。
まず、過大なお褒めのお言葉、「こまつ座みたい」とか、「置賜のわらび座」ってそれ、からかってるでしょ。褒め殺しにもならないよね。
もっとも、装置の見事さはわらび座の人からも絶賛されたから、そこはすなおに、喜んでおこうね、って、装置さんの頑張りなんだけど。
わかりにくい、って感想も多かった。二つの時代を行き交うし、一人の人物の青春時代と成熟時代が直に交流するからね。それに、終戦後のエピソードはともかく、明治の足尾鉱毒事件や田中正造さんは、馴染みな過ぎだったんだろうね。パンフレットに詳しい時代背景を載せておくべきだった。これはまさしく失敗!反省しよう。
それにしても、田中正造さんはもはや現代人の基礎知識じゃないんだねぇ!俺が取り残されてるのか?今どきの教育が悪いのか?
わかりにくい、って感想について考えたのは、芝居ってのはあんまり理解しようとしない方がいいんじゃねえの、ってことだ。もちろん、音楽やダンスじゃないから、感性だけで受け止めてくれってのはダメだけど、お話しすべてまるわかり!なんてのは詰まらないじゃないか。小説とか詩や短歌とかも同じ、なんか、よくわからない、だけど、なんか迫って来るものあったよな、とか、見終わったら心に残った、とか、楽しかったからいいや、でもいいんじゃないかねぇ。
よっしゃ、隅々まで理解してやる!なんて、気張らずに見てくれよ、特に菜の花ん座はさぁ。
アンケートの中で、ちょっと引っかかったのは、「鉱夫」が出てきて、いや、出てきてないけど、エネルギー問題か?って思ったのに、女性問題で、えっ、今時どうして?って感じたって意見。
うわっ!今まさに女性問題だろっ、ジェンダーギャップどん底近く126位だぜ、どういう世界に住んでる人なんだ?これにはびっくり。
さらに、東京節、パイノパイノパイがエノケン、蒲田行進曲がつかこうへいの持ち歌って決めつけて、どうしてこの曲使ったのか意味が分からないって、おいおい、それ違うから。東京節は添田知道の曲、原曲はジョージア行進曲ってやつだし、エノケンは有名だけど、専売特許ってわけじゃない。
蒲田行進曲もつかこうへい以前に映画化されてヒットしてるし、作詞は堀内敬三だから。
どっちも勘違いなのよね。って、言うか、勉強不足?
演劇よく見てる人らしいんだが、そういう人ってこういう独りよがりすること多いんだ。誤った認識や
思い込み、ずれた時代感覚、ポイント外れの決めつけ!
ダメダメ!
勉強しなくっちゃよ。
調べなくっちゃよ。
自分の感性磨かなくっちゃよ。
社会を見つめなくっちゃよ。
で、このブログのタイトルになるわけさ。
おい、お前も適当に映画・演劇の感想書きなぐってるけど、同じ過ち繰り返してやしねえか?
読まれて恥ずかしい感想、これまでも書きなぐって来たんじゃねえか?
自戒!
なっ、演劇好きな人、映画夢中の人、見た作品に何かしら言いたい人、お互い気をつけようぜ。
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