昨日ダンスで今日は演歌舞踊、なんとまあ忙しいことか。
今年も藤柳美香次さんに来ていただいた。相変わらずお若い!相変わらず凛々しい!そして、相変わらずお美しい!!
ダンスと同様、毎年一曲ずつレパートリーを増やしていっている。今年選んだ曲は「浪花節だよ人生は」。歌詞はねえ、なんかねえ、一目惚れした男に振り回されて捨てられるって女の話で、このストーリーのどこが浪花節なのかさっぱりわからない。しかも、曲の雰囲気とのかけ離れ方!これはもう、なんなの?これっ??信じらんなぁぁぁい!ってくらい凄い。とても振られ女の恨み節じゃないよね、この曲。しかも、歌ってるのが細川たかしで、紅白なんかで見てると、あの円満な顔つきでにこにこしながら歌ってる。これまた、めちゃくちゃ乖離している。
なのに、なんで?そりゃこの曲の調子のよさだよね。なんかお祭り気分にしてくれるじゃないか。もうはっきりと紅白向き。ってことは置農演歌ショーにも合ってるかなって思ったわけだ。チャンチャカ、チャンチャカ明るく楽しくなる。そして、最後の殺し文句「浪花節だよ人生は」これが効いてるよ。もう、このフレーズだけのためにあるような曲だ。日本人は、て言うか、日本人のオールドタイマーは、このフレーズには何故かグッとくるんだよ。
踊りの方は、美香次さん、二つの振りを用意してくださった。そう、女踊りと男踊り。歌詞から言えば女の踊りだけど、曲の調子は男ぶりなんで、そのことを感じ取ってどちらも準備してくれたってことなんだろう。ありがたい。これで男でも女でもこの曲をレパートリーにすることができる。
1時から始まった稽古、3時間ほどでほぼ全曲習い終えた。これまた速い。演歌ショーで何度も踊り続けてくると、自然と日本舞踊の仕草ってものが身に付いてくるものなんだ。腰の置き方、足の運び、首の傾きなど、いつの間にかそれらしくなっているもんなんだ。だから、新しい曲にもすぐに対応できる。こうやって仕草や振りってものは身に付いていくものなんだな。それが集団全体で伝承される時、伝統ってもんになっていくてことなんだろう。失われ行く日本伝統、それをたまたま受け継いでしまっている演劇部員たち、身に付いた身ごなしをこれからどう生かしていくことになるんだろうか。
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