ステージおきたま

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プラザシニア演劇『風渡る頃』公演成功

2012-11-25 21:33:57 | シニア演劇
 数日前にはどうなることかと思った。プロンプ入れなきゃまるで前に進まない。動きもぎこちないし、何より台詞のやりとりが会話になっていない。いくらシニアたって、これじゃあな、・・・・

 でも、心配するその裏側で、多分うまくいくさって楽観もあった。そう、これまでだって、菜の花座の数々の非常事態を奇跡で乗り越えて来てたからね。ぎりぎりになればなんとかなるって、なんなんだ、この自信は?!

 それと、正直、シニアだから有る程度許されるって部分はあったかな。菜の花座なら、稽古不足って厳しく断罪されるとこでも、まっ、シニアならね、ってことだ。

 事実、本番では役者が詰まると温かい笑いがおこっていた。客席もある面、とちるのを楽しみにしていたところはあったんだ。あんまりぎりっと仕上がってしまうと、かえって期待裏切るってしまうんだろう。そう言う意味では、まずそこそこに皆さんのご期待に沿いつつ、しかも、ほほーっ!そこまでやるか!!って舞台になったていたと思う。額面通りに受け取れないとしても、素人とは思えなかった、とか、初めてとは驚き、なんて感想がアンケートに幾つも寄せられていたから。

 そうだと思う。わずか数ヶ月の稽古の中でよくぞここまで仕上げてくれたと思う。一人一人のガンバリとそれを支えてくれたご家族の力をつくづく感じさせる公演だった。本番直前、心が折れそうになった時、旦那さんの励ましメールで乗り切れたなんてメンバーもいたし、連夜の稽古になんと福島から迎えに来てくれた旦那さんなんかも居たりして、改めて夫婦の絆、家族のつながりを強固にできた素晴らしい時間となった。

 役者のみなさんは、もうそれは大満足!やったぁぁぁ!感に満ちあふれていた。それに苦労はあったとしても、苦痛は感じることなく楽しく稽古を乗り切れたってことも大きい。この達成感はきっとくせになる。この美味い酒は絶対やみつきになる。幸い来年6月にはシニア演劇の全国大会出場も決まっている。疲労感や倦怠感とは縁なく突進して行けることだろう。

 さて、私について言えば、課題の残る公演だった。実はもっともっと大爆笑に包まれるものと期待していた。随所に仕込んだ笑いが、爆竹のように続けざまに破裂するものと思っていた。笑いがなかったってわけではないが、かなりがっかりの反応だった。台本に問題があるのか、演出に難があったのか、よくよく吟味してみなくてはならない。もちろん、役者の技倆も上達させなくちゃならない。そう、全国に行く以上、大絶賛の舞台を持って行かなくちゃならない。

 シニアだから、こんくらいで、なんて気持ちには、今回限りってことにしようよ。

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