シニア演劇学校、発足から6年、公演のカーテンコールはダンスで締めくくってきた。なんだって、へっぽこダンスなんて見せるんだよ、なんて、拍手もそぞろに心で舌打ちしてた観客も少なくなかったかな?
理由?そんなもん、考えたこともないさ。ただ、踊りって楽しいじゃん!くらいのものだ。演劇ってえと、変に理屈ぽく考える輩なんかもいて、シニアにしか作れない舞台をとか、高齢者の今に光を当てて、なんてクソまじめな声も聞こえてくる。でも、そんなこたぁ、端からやる気はない。演劇に飛び込んで良かったぁ!って感じてもらえるてのが一番にしてお後のない目標なんだ。
で、良かったぁ!って感じるのは、何かって言ったら、できないと思ってたことができたって喜びと、脚光と拍手を浴びたって感動しかないのさ。だったら、ダンスでしょ!って突然飛躍しちまうんだな、これが。こじつけだろうと、なんだろうと、時間をかけてダンスをものにした感激の大きなこと!これは、すべての回に間違いなく言えることだ。
て、ことだから、理屈は要らない、理論は無用!でもいいわけなんだが、最近、ダンスが老化防止にかなり有効だって事実をNHKスペシャルで放映してた、ほれ見ろ。脳の神経細胞の話だ。脳細胞は使うほど活性化するらしいが、特に、運動と音楽と思考とが組み合わさるとその間のつながりが強化されて、学ぶ力が格段に向上するらしいのさ。テレビでの実例は、アメリカの貧民街、子供たちに楽器を教えてるプロジェクトの成果が取り上げられていた。そう、学習意欲も学力も大きく伸びたってことなんだ。
つまり、運動と感覚と思考、この三つの分野を同時に刺激することの有効性が明らかになったことなのさ。どうだい、これシニアにダンス!を強力に後押ししてくれてると思わないか?学ぶ力、これ呆け防止力だろ。
てことなので、6期生ももちろん、ダンスあり!最後の仕上げに歯を食いしばってる。本番は明日。14時開演だ。脳の回転が速くなったシニアたち、ぜひ見てくれよ。プラザだよ。
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