いよいよ、あと1週間!
いつものことだが、本番あっという間やって来る。
まだ仕上がってないよぉ!
まだ、せりふ入ってないよぉ!?えっ、ウソだろ??
って、誰だって不安に思うよな。せっかく、コメディ役者誕生!と、目一杯セリフも登場シーンも増やしてやったのにぃ、
おい、チャンスなんだぞ、しっかり掴め!
って、ことで、綱渡り、ちょくちょく落下の通しだった。が、まぁ、なんとか渡り終えたかな。
あんまりだぁ、これじゃ舞台開けられない!って声が轟然と湧き上がって、明日から本番まで毎日稽古することになった。
って、言っても仕込みもあるし、道具の積み込みも組まれてるし、ゆとりはまったく保証外だ。
あとは、役者の自覚あるのみ、って、演出の責任は?
いや、俺は、挿入の音楽拾ってきたし、後は、書き足したラストシーンの動きを完成させるだけだ、って違う、違う、まだまだ動きもセリフ回しもぎこちないんだ、これだってとことん手を入れ、口を挟んで直して行かんとな。
で、場転の時に流す音楽なんだが、なんと!
Darty Dozen Brass Band
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ニューオーリンズ生まれのファンキーでソウルフルなブラスミュージックだ。1977年から活動継続中!って、もはや、ジジイバンドだな。
が、これがとてもいい。コミカルな味わいに乾いた情感があのニューオーリンズバンドのリズムに乗って歩きまわる。
もう直感だぜ、これ思い出した時は、やったぁ、解決だぁ!って踊り上がった、が、団員の評判は、
なに?これ。チンドン屋のアメリカ版?
こんな演奏、この芝居に合うの?
ってほとんど無視!
いいさ、いいさ、絶対はまちゃうんだからね、って、音楽挿入を強行。
ほら見ろ、この作品『悪人なおもて』の場転にぴったりじゃないか!
って納得してんの俺だけか?
いや、大丈夫、信じなさいよ、俺の音楽センスをさ。前回作品のK-POPだって意表を突いたが、使って見ればはまってただろ。
作品の持ち味、雰囲気に音を合わせるのにゃ自信あるのさ。それも、在り来たりのマッチング狙わないところが、凄い!ってなに手前褒めしてんだよ。
誰も感心してくれないからね、団員は。
でも、自分じゃ、こういう何気ないところのきらりとセンス、大切だと思ってんだよな。
まっ、眉に唾しながら幕間を楽しんでくれよ。
って、違うだろ、楽しむのは芝居の方だちゅうの。
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