全英連参加者のブログ

全英連参加者の、言葉やその他諸々についての雑感... 不定期更新です。

日本語人

2005-06-03 05:44:00 | 全英連参加者 2005
日本人、日本語、日本後陣(誤変換)…やりなおし…日本語人

 前に「ちゅらさんとゆいレール」で、自分で気づかなかったのですがブログに「日本語人」という言葉を使っていました。

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 この言葉、普段の使い方はこんな風になります。
 「〇〇〇〇は………ということだよ。英語独特の表現で日本語には類似の表現がないから、日本語人には難しいね。」

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 僕は何かを説明するとき、日本人ということばは使いません。ちょうど母国語ということばを使わないように。

 僕は「僕たちは(あなたたちは)日本人だからね。」とは絶対言いません。もしも、40人の中に「日本人」ではない生徒がいることが予測できればわかると思います。教師になってしばらくしてから、日英の言語、社会などを話さなければならないとき、日本語人ということばを使うようになりました。実際に勤務した学校周辺には外国人が多く見かけられましたし、自分の担当クラスには南アメリカ出身の日系3世の生徒もいました。

 こんな風に言っています。

 「私〇〇歳まで、〇〇〇〇で過ごしたの... こんな場合を除いて、あなた達は生まれて十何年日本語にどっぷりつかって生きてきたわけだよね。そういう環境に育った人は、国籍とか、いわゆる人種にかかわらず、思考形態は日本語を基本にしてしまうよね。
 「どお、家にいるとき、タンスの角を蹴ってしまった。OUCH!って言わないでしょ。絶句するか、イテッでしょ。これが日本語を基本にしている証拠。そんな人は日本語人です。
 「でも、英語を話す人は同じように思考形態は英語を基本にしてしまうわけです。だから言葉の言い回しとかが違うのが当たり前。

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 日本語はJapanese、日本人もJapanese

 日本人は日本語を話す人。でも、日本語人の中には日本人じゃない人もいる。これが当たり前になってそれほど月日は経っていません。
 熟考したのではなく最初は何となくの配慮でした。でも、今ではこれでいいのではないかと感じています。単なる言い替えじゃないかと言われればそれまでです。でも、母国語を母語と言い替えるように、主張にいい格好しいの気持ちは-自分では-ないと思います。
 どうでしょうか?


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