10月6日、NHKのニュースが、「国立国語研究所の外来語言い換え(提案)の中間発表」を取り上げていた。第4回提案とのこと。
僕は過去の提案もダウンロードして、保存している。自分の仕事にどの程度関係あるかわからないけど、安易にカタカナ語を使うことは、英語教師として好ましくないと思っているので、この提案は注目している。今回の提案にも、学校関係の外来語の言い替え提案があるかなと思って、国語研のウェブサイトを調べてみた。
第1回から第3回の言い替え提案の中には、学校が関係しそうなものとして、こんなのがあった。
第1回
アクションアクションプログラム→実行計画
インターンシップ→就業体験
インタラクティブ→双方向的
メンタルヘルス→心の健康
インターンシップなんて、あまりに身近な単語になっているので、考えもしなかった。でも、「就業体験」でばっちりである。
第2回
スクーリング→登校授業
定時制・通信制高校などでは当たり前のように使っている。ただ、登校=授業と感じる人から見れば、登校授業は、「馬から落ちて落馬した」的に聞こえるかも知れない。
第3回
スキル→技能
なんで、スキルなんて使ったんだろう。
今回の提案では、トラウマを「心の傷」、アクセシビリティーを「利用しやすさ」等としている。後者は「情報機器、情報へのアクセシビリティー」などと使うこともあるので、確かに日本語にすべき言葉なのだと思う。
そのほかひとつひとつを読んでいくと、なるほどなあと思うものが多い。やっぱり母語は大事だなんて、当たり前のことを再認識したりする。
国立国語研究所ウェブサイトはこちらです。
言い替え提案・中間発表は以下のとおりです。
第1回
第2回
第3回
第4回(中間発表)