国立大学法人福岡教育大学が、教職大学院を開学というニュースが、毎日教育メール(2005-11-28 No.853)に掲載された。
以下、まず記事を読んでみよう。赤字部分引用。
教職大学院を開学へ 福岡教育大が北九州市と協定
福岡教育大(福岡県宗像市)は21日、早ければ2008年度にも2年制の「教職大学院」を開学させる考えを示した。現場の教育指導者や専門家を養成する2年制コースで、いわば法科大学院(ロースクール)の教育版。この日、松尾祐作学長が北九州市を訪れ、駒田英孝・市教育長と連携協力に関する協定を結んだ。
県教委とは3月末に締結済み。福岡市教委とは今月29日に協定を取り交わすという。
教職大学院は文部科学省が設置を提唱し、早い大学では07年度スタート予定も。資格とは直結しないが、各校で指導的立場を歩めるようになる。北九州市教委に対しては、学生として参加する人材を募るほか、ベテラン教諭に教壇へ立ってもらうことも考えているという。同市教委の同大学出身者が5割前後おり、もともと両者の関係は深かった。
このほか協定では、教育実習生の小中学校へのボランティア派遣や、市教委各種審議会への福教大の人材の積極登用などが想定されている。
株式会社立の教職大学院に先を越されてしまったが、国立大学法人の大学が教職の専門職大学院を開校することを正式にアナウンスしたのは、この大学が最初なのではないか。内容を読む限り、専門職大学院だと思うけど、この大学にはすでに大学院がある。詳しくはこちら。
大学院教育学研究科(修士課程)
1983年4月に5専攻で発足
1996年4月から12専攻に拡充
専攻は、学校教育、障害児教育、国語教育、社会科教育、数学教育、理科教育、音楽教育、美術教育、保健体育、技術教育、家政教育、英語教育
英語教育専攻の説明を読んでみたけど今のままでも十分しっかりした大学院だと思う。学部・大学院併せて地元に存在感のある学校なんだと思う。だからこそ、北九州市にこの大学の出身者が5割前後いるのだと思う。
…半分!!!
教員、教育委員会等職員。ふたりにひとり。すっごい数。
お世辞抜きでちゃんとした大学院であり、教職大学院を作るのではなく、模様替えになると思う。
どんな研究科の教育課程になるか、注目である。