近鉄、オリックスの監督時代として、野茂、イチローというメジャー選手を育てた。欠陥を直すのではなく、ひかるところ、特徴を活かす指導をした。
近鉄、オリックス両チームを優勝に導いた。阪神・淡路大震災の年(95年)にパリーグ制覇、翌年日本一に輝く。
2005年、とにかく大変な合併球団(統合球団)を指揮した。
Japanese Baseball Hall of Famer(野球殿堂入り)である。
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オリックス・バファローズのシニア・アドバイザー、仰木彬さん(70)が15日、亡くなった。
1995年阪神大震災の年、オリックス監督として「がんばろうKOBE」を合言葉に優勝した。その翌年も連覇。日本シリーズも優勝。チームの勝利、仰木監督の存在そのものが、何か目に見えないものに守られ、応援されている気がしたのを覚えている。神がかったり、超常的なものを盲目的に信じるわけではないが、震災で亡くなった方の力がチームの背中を押しているように感じた。。。その指揮官が亡くなった。
人となりは詳しくないが、とにかくすごい人なのはよくわかる。
肺ガンを患い、治療をしながらプロ野球チームの指揮を執っていた。
…知らなかった。指揮官でなければ死期を早めることもなかったか?
本当に残念である。ご本人は覚悟の上でだったかもしれないが、選手、ファン、一般野球ファンは心構えができていないのでうろたえる。
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仰木監督は野球殿堂にプレートが掲示されている。殿堂入り監督である。
英語で殿堂に入ることをこんな風に言う。
Mgr. Akira Ohgi was enshrined.
He is an enshrinee.
enshrine
神聖な存在として、聖堂などにまつる。寺社などにまつる。
enshrinee
まつられた人。存在。(=神社などに祀られるのは、日本語の感覚だと「神さま」になる)
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あの世に旅立たれるのはちょっと早い。
本当に神さまになってしまうのは早すぎる。
惜しい人物である。
おつかれさまでした。
ゆっくりお休み下さい。