今月14日、地元大宮に鉄道博物館(左の写真)が開館する。
博物館の最寄り駅は、埼玉新都市交通のニューシャトル・大成(おおなり)という小さな駅である。ニューシャトルは中規模交通・新交通システム(タイヤでガイドウエーを走るもの。ゆりかもめの先輩格)で、JR東北・上越新幹線の東西(高架両脇)を走っている。現在この駅が博物館開館にあわせ、大規模改修中である。
ニューシャトルは始発の大宮駅と終点の内宿駅以外は、たしか駅員がいない。発券業務・改札業務は売店のおばさんが代行しているような鉄道である。今回鉄道博物館ができることになり、これまでの通勤通学ONLY路線から、観光客需要も期待できる鉄道になり、輸送力増強をめざしダイヤ改正も行われている。まあ、何にしても本数が増えるのは、地元の人間にとっては喜ばしいことだ。
今回の駅改修工事は、バリアフリー化…これまでエスカレータもエレベータもなかった…はもちろんだが、改札もPASMO(Suica)対応自動改札化された。そして、なによりも駅舎そのも のが、博物館と調和のとれた外装(内装も)になっている。
駅そのものも、たいそう立派になりつつある。駅改札を出て、そのまま博物館のエントランスに進めるようになっていることはもちろんだが、コンコースが広々としている。右の写真は工事のための臨時通路である。完成が楽しみだ。
今回の工事で唯一地元が困った、嫌がったのは、駅名が変わることである。大成駅は博物館の開館にあわせて、鉄道博物館(大成)駅になるのだ。左の写真はホームの駅名表示だが、駅名が変更になり、表示板もおそらく横幅が増えるということなのだろう。なにか、「おおなり」の看板が寂しそうだ。
でもまあ、鉄道博物館に行く、行かないにかかわらず、この駅改修は地元にとってはプラスだと思う。