全英連参加者のブログ

全英連参加者の、言葉やその他諸々についての雑感... 不定期更新です。

中学で学ぶ英単語

2007-10-22 05:09:58 | 教師の仕事 2007

 学校に出入りの教科書会社(開隆堂)が、平成18年度から21年度に使用される中学校英語教科書(6社6種)で取り上げている英単語のリストを持ってきてくれた。
 現在の中学校英語教科書は、中学校学習指導要領(平成10年12月告示、同15年12月一部改正)の中で、「語,連語及び慣用表現」については、以下のように規定されている。

 (ア)別表1に示す語を含めて,900語程度までの語(季節,月,曜日,時間,天気,数(序数を含む),家族などの日常生活にかかわる基本的な語を含む)
 (イ)連語のうち基本的なもの
 (ウ)慣用表現のうち,excuse me,I see,I'm sorry,thank you,you're welcome,for exampleなど基本的なもの

 (ア)の別表1に示す語が100語であり、これを必修100語としている。これに加え、各教科書執筆者が選んだ800語(程度)と(イ)と(ウ)で中学校の3年間の英語教科書の本文等は作成されている。開隆堂が作成したこの資料は、必修語以外の単語として、どの教科書が、何年生で、何という単語を導入(本文などで使うこと)しているかがわかる。

 勤務校に進学してくる生徒たちは、大体中学校では2社の教科書で勉強してきていることが分かっている。僕たち高校の英語教師は、中学生はどんな教科書を使い、何を読み、どんなコミュニケーション活動をしているか、できる限り知る必要がある。しかし実際のところ中高の交流・授業公開などは、ほぼどこの学校でもできていないので、直接的にそれらを観察し、教えてもらうことはなかなかできない。だからせめて中学校教科書の、「読み込み」が不可欠なのだと思う。この資料は、主に長期休業中に実践しているそんな作業の一助になるものだ。

 中学校学習指導要領-第2章:各教科-第9節:外国語
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