d(^o^)b
帰ろう。
土曜日だけど、今日は有楽町の東京国際フォーラムで開催される、進学EXPO 2010に出かける。
宣伝みたいでいやなのだが、なかなかいいイベントで、進路指導部内でも評価が高い。今年初めから、生徒たちには、保護者と共に出かけるように伝えていた。
今日は個別大学との懇談よりも、5月からの三者面談の時、役に立ちそうなテーマの講演会参加が主目的。勉強しなくちゃ。
午前11時45分、後期募集試験は国語・数学・英語の3教科で実施。お昼前、最後の科目が英語の試験である。
午前11時45分、開始チャイムが鳴る。その数秒後「放送を聞いて答える問題」が始まる。この問題が終わらなければ、他の問題に手をつけることは、実質的に不可能なのは、前期募集の試験の時と同じである。
今回は分析2として、後期募集試験の問題を取り上げることにする。
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試験は全部で7問、求められる解答数が11である。
問題1から問題3は、会話を聞き、質問に対する答えとして最も適切なものを選ぶ問題である。四者択一で、ヒントの図表がついている。
問題4と問題5は、それぞれ「ある場面」を説明する英文を聞き、質問に対する答えとして最も適切なものを選ぶ問題である。四者択一で、英文の答えが出ている。
問題6は、YasuoとLucyの会話を聞き、三つの質問(日本語で掲出されている)に日本語で答える問題。記述式。
問題7は、Kotaが授業で行ったスピーチを聞き、その内容に対する質問の答えとして最も適切なものを選ぶ問題である。四者択一問題で、英文の答えが出ている。
基本的な構成は、前期試験の問題と同じといっていい。
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使用音源
平成22年度 英語録音CD [前期] 1枚
平成22年度 英語録音CD [後期] 1枚
使用機材
WMP11
計時はWMPによる。ストップウオッチは使っていない。
音源CD構成(後期試験分)
トラック1 音量調整のための放送
試験当日朝に試聴のために用いる。
試験とは関係ない。
トラック2 無音
トラック1をかけたままにしていると、注意される。
間違えて、問題を誤放送させない配慮。
トラック3(0:59)
0:00 「放送を聞いて答える問題」のアナウンス。
0:33 問題1から問題3の解答方法を説明。
トラック4(1:06) 問題1
0:00 問題1から問題3の解答方法の説明
0:24 問題1放送1回目
0:34 問題1放送1回目終了
0:37 問題1Question1回目
0:43 問題1放送2回目
0:53 問題1放送2回目終了
0:56 問題1Question2回目
この問題はAとBの会話である。ペットについての会話。10秒で話者2、総語数26語である。
仮にこのペースで会話が続いたとすると、10秒は1分の16.6%なので、26を0.166で割ればいいことになる。
156wpmとしてみよう。(126)
トラック5(0:55) 問題2
0:02 問題2放送1回目
0:18 問題2放送1回目終了
0:20 問題2Question1回目
0:27 問題2放送2回目
0:43 問題2放送2回目終了
0:45 問題2Question2回目
この問題はAとBの会話である。道案内。16秒で話者2、総語数41語である。
仮にこのペースで会話が続いたとすると、16秒は1分の26%なので、41を0.26で割ればいいことになる。
157wpm。(125)
問題1と問題2、それぞれのwpmの後のカッコ内の数字は、前期試験問題1と問題2のwpmである。ずいぶん早くなっている。問題3からも同様に前期のwpmをカッコ内に書いておくことにする。
トラック6(0:50) 問題3
0:02 問題3放送1回目
0:15 問題3放送1回目終了
0:18 問題3Question1回目
0:25 問題3放送2回目
0:38 問題3放送2回目終了
0:42 問題3Question2回目
この問題はAとBの会話である。お天気についての会話。13秒で話者2、総語数35語である。
仮にこのペースで会話が続いたとすると、13秒は1分の21.6%なので、37を0.216で割ればいいことになる。
162wpm。(185)
トラック7(1:15) 問題4
0:02 問題4と問題5の解答方法の説明
0:22 説明終了
0:26 問題4放送1回目
0:39 問題4放送1回目終了
0:41 問題4Question1回目
0:49 問題4放送2回目
1:02 問題4放送2回目終了
1:04 問題1Question2回目
この問題は「ある場面」についての説明文を聞き、それについて解答を求めるものである。13秒で話者1、総語数29語である。
仮にこのペースで発話が続いたとすると、13秒は1分の21.6%なので、29を0.216で割ればいいことになる。
134wpm。(130)
トラック8(0:48) 問題5
0:02 問題5放送1回目
0:13 問題5放送1回目終了
0:15 問題5Question1回目
0:23 問題5放送2回目
0:35 問題5放送2回目終了
0:37 問題5Question2回目
この問題も問題4と同じパターン。11秒で話者1、総語数28語である。
仮にこのペースで発話が続いたとすると、10秒は1分の18.3%なので、28を0.183で割ればいいことになる。
153wpm。(175wpm)
トラック9(3:22) 問題6
0:02 問題6の解答方法の説明
0:15 説明終了
0:17 問題6放送1回目
1:40 問題6放送1回目終了
1:48 問題6放送2回目
3:11 問題6放送2回目終了
この問題は最初の方にも書いたとおり、YasuoとLucyの会話である。どこに住んでいるか。地名の由来について会話である。83秒で話者2、総語数179語である。
仮にこのペースで会話が続いたとすると、83秒は1分の138%なので、179を1.38で割ればいいことになる。
129wpm。
前期試験問題6の語数(140w)より、かなり多い。しかし、時間が長い分wpmは138から129に下がっている。
なお、トラックの長さは3:22だが、録音は3:11で終わっている。最後の問題までの間10秒ちょっと空白になる。
トラック10(4:28) 問題7
0:02 問題7の解答方法の説明
0:20 説明終了
0:22 問題7放送1回目
1:41 問題7放送1回目終了
1:43 Question 1
1:55 Question 2
2:07 Question 3
2:21 問題7放送2回目
3:40 問題7放送2回目終了
3:42 Question 1
3:54 Question 2
4:06 Question 3
この問題はKotaとKotaの学校にいたALT Mr. Smithとの再会ついて、Kotaがスピーチをしており、内容について答える問題である。79秒で話者1、総語数201語である。この問題も前期試験の問題7と比較すると、20w減っている。
仮にこのペースでスピーチが続いたとすると、79秒は1分の131%なので、201を1.31で割ればいいことになる。
153wpm。(170)
なお、トラック10(問題7)の4:20のところで、「放送を聞いて答える問題」の終了が告げられる。午前11時45分の英語試験開始のチャイムから、ここまでが13分40秒前後になる。試験終了まで37分ちょっと。28点の配点は、試験時間から考えて順当なところだろう。13分40秒は、前期募集の試験の時よりも1分は長くなっている。
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前期募集試験各問題のwpmとのプラスマイナス比較は以下の通り。
問題1 プラス
問題2 プラス
問題3 マイナス
問題4 プラス
問題5 マイナス
問題6 マイナス
問題7 マイナス
問題1、問題2のように短い会話文のスピードを上げて、問題6、問題7のように、比較的長い文章の総語数を減らしじっくり聞き取らせることを目途としているようにも思える。
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なお、今回この分析をするために、東京新聞ウェブサイトの首都圏公立高校入試特集ページも参考にした。非常によくできたサイトである。特記する。アドレスはこちら。
http://www.tokyo-np.co.jp/k-shiken/index.html
前回のエントリはこちら。
2010.03.16、「埼玉県高校入試・英語リスニングテスト分析1」