7月21日に始まった生徒の夏休み、僕ら先生は通常営業である。
6日で、7月最終週から実施の進学ゼミも一段落した。この間、担任業務として午前中は進学希望者・保護者の三者面談や、AO、自己推薦受験希望者の相談、書類のチェック・指導が入っていた。普段よりもなんだか余裕がなかった。
何となく、6日放課後、7月21日以降何人の生徒に会ったか考えてみたのだが、40人のクラスで26人にもなっていた。26人(と保護者)と二者(三者)面談。一回で済まない二者面談も多かった... これじゃ忙しいはずだ。
ここ1週間、全国で100歳を超えるお年寄りの所在不明が、テレビ・新聞で取り上げられ、大騒ぎになっている。学校で姿を見かけない14名のうち、どれくらいが「進路所在不明」状態なのだろうと、考えてしまった。
14名の中にはインターハイに参加するため学校にいない者がいる。部活動の合宿・遠征で学校に来ていない者もいる。それぞれが充実した夏休み、部活動であってほしいと心から思う。そして、彼ら、彼女たちはあんまり心配の必要はあまりない。
姿を見ていない14名中には、受験勉強の大事な時期に、勉強することの意義を見失ってしまったり、まだまだ間に合うと、勉強から離れていたりしているのではないか。そもそも高校を卒業した後のビジョンが見えず、時間がだけが過ぎていき、焦っている者もいるのではないか。未来に向けての立ち位置がわからない状態なのは、いったい何名いるのだろう。世の中忙しい。じっくり未来を考えさせてあげることが望ましいが、それができない。せめて担任にメールでもくれればいいのにと思うのだが。
お盆休みになったら、携帯サイトを書き換えて、何か呼びかけてみるか。もっとも、思考停止、活動停止状態の生徒が見てくれる保証はないけど。