訴求力
読み方:そきゅうりょく
訴えたりアピールしたりする力。
違和感
読み方:いわかん
しっくりしない感じ。
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現在関東地方で放送中の東京ガス「エネファーム」CMに、八代亜紀さんと三浦春馬さんが出演している。
何にもできない私でも
ガツンと節電できるのね~
発電 節電 発節電~
八代亜紀さんの(ド)演歌が流れる。
(カラオケバージョンもあるようだ)
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自宅にエネファームのシステムを導入したい人は、八代さんに惹かれるのか、それとも、三浦さんか。東京ガスはどちらの訴求力にかけているのだろうか。CMを見るたびに、不思議な感じがする。
同社のCMは、対東京電力の電力販売競争。その営業成績をあげることが目的なのはわかる。でも、違和感もある。
長い送電線で電気を送ってもらうのではなく、都市ガスから自宅で電気を作る。送電ロスが少ないシステムだと僕は理解している。でも、このCM、何だかそのよさが伝わらない。もっとまじめに訴えかけるほうが、いいようにも思う。原発事故により自宅、故郷から引き剥がされている人が、このCMを見る範囲には住んでいる。おふざけとまでは言わないものの、違和感があるのも事実。その違和感も込みで、注目を浴びることを考えたのならば、すごい戦略と思うが、どうなんだろう。