全英連参加者のブログ

全英連参加者の、言葉やその他諸々についての雑感... 不定期更新です。

水惑星

2012-10-14 04:23:15 | 全英連参加者 2012

 10月1日、「ニュートン11月号」の続き。

 地球型惑星
 主に岩石や金属などの難揮発性物質から構成される惑星である。太陽系では、地球以外に水星・金星・火星の3惑星がこれにあたる。
 水惑星
 地球型惑星のうち表面(の大部分)が液体の水でおおわれているものを指す。ある恒星系において、氷などに被われている惑星の軌道が、何らかの理由で主星に近寄ることにより、氷が解け、水におおわれてしまうことが想定されている。
 「ケプラー22b」について、ニュートン11月号の特集は以下のように述べている。

 ...この惑星に水が存在するなら,陸がなく,海が惑星全体をおおっているかもしれないのだ。
 その理由は,ケプラー22bの大きさにある。ケプラー22bの直径は地球の約2.38倍もあり,その質量はくわしくわかっていないが,地球より大きいと考えられている。質量が大きい惑星は重力が強いので,山ができても重力にならされ平になりやすい。ケプラー22bは,海がどこまでも広がる水の惑星かもしれないのだ。
 (32ページ)

 科学的推定にしても、まるで見てきたようである。

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 SF世界の水惑星を、有名なところをふたつ挙げてみよう。

 アクエリアス
 『宇宙戦艦ヤマト 完結編』(1983年)に出てくる。
 銀河系内を回遊している惑星。惑星表面は全て水に覆われており、山や湖、森を有した多数の浮遊大陸が存在。
 当時は主星のない惑星なんて...そんなことを考えたが、現実に主星のない惑星の存在が考えられる時代になっている。
 (ナショナルジオグラフィック日本語サイト、2012年2月27日の記事「浮遊惑星の数、恒星の10万倍?」)

 水没した地球
 『ウォーターワールド』(1995年)
 温暖化の進行により北極・南極の氷が溶けて海面が上昇した結果、地球が海だけが広がる海洋惑星となった未来を描く。
 全部とけてもそうはならないだろう。

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 水没していない地球を、「水の星」とした歌もある。
 『水の星へ愛をこめて』(1985年)
 機動戦士ΖガンダムOPテーマソング

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 地球と環境の、陸上生物の一種である人類は、「大地」を中心に見る傾向がある。だから「テラ」なのだ。でも、地球の表面の7割は水におおわれている。地球だって水惑星と言えなくはない。


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