全英連参加者のブログ

全英連参加者の、言葉やその他諸々についての雑感... 不定期更新です。

創造学園大学の運営法人に解散命令

2012-10-26 15:23:48 | 気になる 大学研究

 <<<緊急>>>

 堀越高校(東京都中野区)を運営する学校法人「堀越学園」とは無関係。

 この法人がニュースに出ると、必ずこの一言が付く。

+++++ +++++

 23日共同他が伝えたところによると、創造学園大学を運営し、経営が悪化している学校法人「堀越学園」に対して、文部科学省は来年3月にも解散命令を出す方針を固めたとのこと。

 【理由】
 〇学校運営に必要な資産がない。
 〇財務書類が適正に作成されていない。
  ↓
 違法状態にあり、改善が見込めない。

 大学4年生が卒業する年度末を待って命令を出す。
 発令までに1年生から3年生の転学先確保にめどをつける。25日の大学設置・学校法人審議会の答申を受けて決める。

----- ここまで24日 -----

 25日毎日jp.他が伝えたところによると、文部科学省は、「堀越学園」に解散命令を出すことを決めた模様。

 在籍生がいる法人に初適用

 文部科学省の大学設置・学校法人審議会(25日)
 債務超過など私立学校法に違反したとして、創造学園大(群馬県高崎市)などを運営する学校法人「堀越学園」に解散命令を出すよう同省に答申した。

 大学1校、専門学校2校、幼稚園2園の在籍者数は、8月現在計475人である。

 在籍生がいる。それでも解散させる。同省は学生らの受け入れ先確保を優先し、解散時期は来年3月をめどとする。
 学園の財務の状況や学園が提示した別法人による支援策などを検討したが、それでも解散させる。

 〇経営権を巡り理事会に対立があり支援の見通しが立たない。
 〇学校運営に必要な資産がなく債務超過に陥っているとみられる。

 存続不可能と判断した。授業は今も続けられているが3月以前に教育活動が止まる可能性もある。

----- ここまで25日 -----

 以下文部科学省ウェブサイトより引用
 (10/26現在)以下のアドレスで読むことができる。
 http://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/shinkou/07021403/1327280.htm

堀越学園(群馬県)の在学生と保護者の皆様へ

 このたび、文部科学省は、大変遺憾ながら、私立学校法(昭和24年法律第270号)第62条の規定に基づき、学校法人堀越学園に対して、平成24年度末までに解散命令を行うこととしました。これに伴い、同法人が設置している大学、専門学校、幼稚園に在学する皆様が、今後、他校での修学を希望する場合、できる限りの支援を行うこととしました。
 学校法人堀越学園に対しては、当省としては、平成19年度以降、再三にわたり管理運営等について改善するよう指導を繰り返してまいりましたが、残念ながら学校法人において、改善に向けた責任ある真摯な取組が十分にはなされず、万やむを得ずこのような対応をとるに至りました(これまでの経緯については下記「学校法人堀越学園(群馬県)に対する解散命令の手続に至った経緯」をご覧ください)。
 解散命令の時期については、在学生の皆様の教育への影響、転学等について検討に必要な期間等を考慮し、平成24年度末までに行うこととしたところです。したがって、来年度以降も他校において修学を希望する皆様には、転学等について早急にご検討いただき、所要の手続きを進めていただく必要があります。転学等に必要な手続きや支援は、基本的には学校法人堀越学園において責任をもって対応していただかなければならない事柄ですが、本事案は異例の事態であることに鑑み、文部科学省としては群馬県とも連携しながら、最大限の支援を行う考えです。具体的な支援策や関連する情報については、当省のホームページ等において順次お知らせしてまいります。在学生の皆様には、今後も学習を続ける意欲を失うことなく、支援策を積極的に活用し転学等を検討していただきたいと思います。
 また、保護者の皆様におかれましても、学校法人堀越学園の現状をよくご理解いただき、お子様の相談にのっていただくようお願い申し上げます。

お問い合わせ窓口

 〇創造学園大学からの転学に関する手続全般、単位認定に関すること
 〇日本人学生への奨学金について
 〇留学生への奨学金について
 〇その他、学生の経済的支援に関すること
 〇学校法人堀越学園の運営状況全般に関すること
平成24年10月
 文部科学省

 →学校法人堀越学園(群馬県)に対する解散命令の手続に至った経緯
 →学校法人の解散に関する諮問文
 →学校法人に対する解散命令について(答申)
 →大学設置・学校法人審議会 学校法人分科会長コメント
 →創造学園大学から他の大学等への転学を希望される方へ
 →電話相談窓口について
 →転学Q&A

 お問い合わせ先
 高等教育局私学部参事官付

 ---引用ここまで。---

 この大学が話題になり始めたのは、2年前だったか。僕のブログにも2回登場している。

 2010.11.02、「こんなのありなのかな。
 2010.07.24、「創造学園大

 あえて何を書いたかは、ここでは書かない。いい話ではない。

 まだ、当分注視すべき状況である。

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PH1:連星をまわる惑星

2012-10-26 06:19:14 | 全英連参加者 2012

後追い記事も出てきたので、もう少し調べてみた。

+++++ +++++

PH1(NASAウェブサイトより)公転軌道の中心
PH1は、地球から見てはくちょう座の方向に約5000光年離れた位置にある四重連星のKIC 4862625のうち、KIC 4862625AaとKIC 4862625Abの重心の周りを公転する太陽系外惑星である。
  ↓
 惑星系の中心にある連星の重心の周りを公転する。そんなんで安定的な軌道(円軌道)を描けるのか不思議に思ったけど、できるようだ。現に見つかったんだから。
 PH1は、AaとAbの重心から9490万km(0.634AU)離れた軌道を、138.5日かけて公転している。離心率は0.054で円軌道に近い。
 上の写真はNASAウェブサイトによる。手前右の大きい星がPH1。中央の明るい〇と小さな
が、それぞれAaとAb。左上の小さな連星が、もう一組の連星である。

KIC 4862625系恒星スペクトル分類
  ↓
 F型のKIC 4862625Aa
 M型のKIC 4862625Ab
 G2型のKIC 4862625Ba
 M2型のKIC 4862625Bb

四重連星なのか。
  ↓
 AaとAb、BaとBbがそれぞれの重心を公転しており、Aの連星の重心を中心にPH1は公転している。AとBそれぞれの連星は、およそ1500億km(1000AU)離れているが、重力的に結合していると考えられている。
  ↓
 資料では1000AU離れているようだから、この前のエントリ(2012.10.22、「
4つの太陽を持つ惑星を初確認」)で書いたように、地球と冥王星の30倍というのは、間違いではないようだ。
 ・・・100AU違うけど。
 でも、そんなに離れていて、重力的に結合している(影響しあっている)と考えられるのだろうか。宇宙規模だと、ものすごく近所に、連星が2ペアありましたということでは... ないんだろうね。

 いろいろわかればわかるほど、わからないことが増えてくる。


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