先月末、勤務校で離任式があった。
昨年度まで勤務されていた方々をお招きし、在校生にメッセージを残していただく行事(機会)である。数名の先生が、現任校での勤務を調整して、来校された。
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通常、離任式に来校していただく先生方は、転勤者は全く知らない人たちである。でも、その中に1人、知っている先生がいた。初任校で数年一緒に仕事をした人で、もう25年以上前のことである。
4月の異動時、昨年度の職員名簿を見て、その先生が勤務していたことは知っていた。離任式出席者名簿で名前を見つけ、1校目から2校目に異動後、一度だけどこかの駅で声をかけられたことを思いだした。でも、それ以来になる。
壇上の先生はover 60、年齢相当の雰囲気だ。「〇〇先生」という情報がなければ、どこかですれ違ってもわからないと思った。でも、お話しが始まると違った。声や話し方が一緒に仕事をしていた時と変化がない。少なくとも25年の歳月を経ても、すぐにわかるのである。これには少々ビックリした。何よりも印象的だったのは、現在のお仕事にかかわるスピーチで、その仕事をしている理由、大げさに言えば、思想・信条も変化がないように思えたことだ。
いろいろ考えた。
『人は変わらないんだな。
先生のように、いい意味で変わらないのならばいいが、「変われない(適応できない)」のだとまずい気がした。