全英連参加者のブログ

全英連参加者の、言葉やその他諸々についての雑感... 不定期更新です。

ジャーナリスト活動(なの?)

2006-02-02 05:26:44 | 全英連参加者 2006

 『ホームページやブログなどに五輪期間中に情報を発信すると、五輪憲章で禁止しているジャーナリスト活動に抵触する恐れがある』
 JOCが1月17日、トリノ冬季五輪に参加する各競技団体監督会議で、注意を喚起した。

 いくつかのニュースサイトで取り上げられていたが、ブログを書くこと自体がジャーナリスト活動とされる「可能性」があるとのこと。
 どんなブログがよくて、どんなブログがダメなのか線引きが難しいから、「可能性」なのかな。安全策を考えると、五輪期間中は情報更新をしない(させない)方がいいんだろうが、でも、ブログを書くことはジャーナリスト活動なのか。
 と、いうことは、全英連参加者もいっちょ前にジャーナリスト?
 …これは別問題。

*****

 今回の五輪、参加選手で知っている選手のウェブサイトをちょっと調べてみた。

 スキーのモーグル代表選手の上村愛子選手のブログは、エキサイトブログ。ページを見る限り特定のスポンサーはわからない。かなり頻繁なエントリーで、読むとおもしろい。
 http://blog.excite.co.jp/aikouemura

 フィギュアスケート代表選手の安藤美姫選手のウェブサイトは独自ドメインでショッピングまでできるようだ。安藤選手からのメッセージが掲出されている。ここがブログ的(?)といえば、そう言える。
 http://www.miki-ando.jp/

 スノーボード代表の今井メロ選手のウェブサイトにもブログがある。
 http://www.itcubic.jp/mellow/

*****

 大変失礼だけど、これらの選手たちのエントリがジャーナリスト活動(報道活動)なんだろうか。僕にはそうは思えない。選手たちの公開日記でしかないと思う。なんでジャーナリスト活動なんて仰々しいいい方になるのかな。それとも、記事・感想・日記、その様式を問わず、文字を書いて何かを伝えることが全部ジャーナリスト活動なのかな。

 ブログのために、そのブログが広告になるから違反(商業的である)であるといいたいけど、現在のIOCはそれが言えるような状況ではないから、ジャーナリスト活動はダメだといって、それをやめさせる。
 …論理が構成できない。
 ブログに選手が特定の思想信条(政治信条)を書く可能性がある。たとえば、優勝してその国の選手が体制賛美の文章をブログに書き連ねる。そうすると、結果的に政治の介入を五輪が許す。または止められないかもしれないからダメ。
 …期間中だけ禁止しても、あまり効果がないような気がする。
 ある選手が(スポーツ)新聞などの臨時特派員になって、記事を書く。そうすると、よく言えば取材の平等性を欠く。悪くいえば、スポンサーである放送局等の放送権を侵害するかもしれない。お金が絡み、面倒なことになる。
 …このあたりか?

 もしも3番目ならば、そういうべきだろう。
 本当のところはどこなのかな。五輪憲章を見てみた。
 http://www.joc.or.jp/olympic/charter/main.html

 規則59付属細則 5
 いかなる事情があっても、オリンピック競技大会の開催期間中は、いかなる選手、コーチ、役員、プレス・アタッシェもしくはいかなる他の資格認定を受けた参加者もジャーナリストとしての認定を受けたり、もしくはなんらかの他のメディアの資格において行動したりしてはならない。

 なぜかは書かれていない。そもそも、憲章を検索してみたが、「ジャーナリスト」の字句はここに1回しか出てこない。五輪憲章にはジャーナリスト活動うんぬんの前に、ジャーナリストの定義が書かれていない。
 結局ダメだからダメということか。
 何か、僕の予想が当たっているんじゃないかなあ。

 いずれにしても、トリノに集うアスリートには、怪我なく悔いなく頑張ってほしいと思う。


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その後の萩国際大学

2006-02-01 05:07:21 | 気になる 大学研究

 毎日新聞(1月11日)に萩国際大の再建計画などが取り上げられていた。

 萩国際大の再生計画案が東京地裁で認可された。
 確か民事再生法だった。民間企業の場合もそうだし、高校サッカーで有名な多々良学園の時もそうだったけど、なんでいつも東京地裁なのかな?
 …わからないままだ。今度調べよう。

*****

 村本章治理事長が10日、大学で記者会見
 「市民に愛される大学をつくりたい。債権者の皆さんには大変な迷惑をかけ、おわびしたい。新大学の再生が残された債務の返済にもつながるので協力をお願いしたい。
  ↓
 新大学の再生が債務返済にもつながるって、確かにそうかもしれないけど学生は債務返済のために集めるわけじゃないでしょうに。正直に言うのも結構だが、言わぬ方がいいこともあると思う。

 来年4月スタートの新学部名称は「ライフデザイン学部」で、定員200人。健康スポーツ、環境デザインなど四つの柱をつくる。どのコースを選んでも社会福祉士の受験資格が取得できるようにする。
  ↓
 それぞれのコース(学科)の特長はあまり大きな差がでないことになる。

 東京などにサテライト教室を設置してテレビ授業を実施する。
  ↓
 酒田短期大学と同じことになりはしないか。

 新学部の学生募集については「調査では『福祉系なら生徒を入学させたい』という声が高い。県内から定員の半分以上は集めたい」と述べたそうである。
  ↓
 本当だろうか。本当だとしたら、学校選択の幅が狭いということだ。

*****

 再建への道は厳しい。。。 まずは平成18年度をどう乗り切るかだけど、認可申請を通すには相当大変であることが予測できる。もう少し見守りたいと思う。
 ガンバレ萩国際大


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