もう一度行きたいと思っていたパリ。入院中の母も小康状態を保っているので、思い切ってパリ旅行を実行することにしました。個人旅行でゆったりと街歩きをしたくてサンラザール駅の近くのホテルに7連泊。ゆっくり美術館巡りをする、ヴェルサイユ宮殿の裏手にあるトリアノンに行く、ジベルニーのモネの庭を楽しむ、オペラ座でオペラかバレエを鑑賞する・・・、それが今回の主な目的です。この次のパリはもうないな・・・と思い、できるだけ満足する旅にしたいと思いました。
KLMで10:30に関西空港を飛び立つと間もなく食事が出ました。福岡を朝早く発ったので空き腹には食事もワインもおいしく気分はハイに。今までの中では味付けがよく断然おいしかった気がします。
夫が選んだのはホテルオオクラ監修の和風メニュー。あーぁ私もこっちがよかった・・・。
成田発と関空発では、上空から見る地上の様子が少し違うようです。
左手の川の流れをみると日本では考えられない地形です。地球の歴史を目の当たりに見る思いです。
10時間45分の空の旅を終えオランダのスキポール空港に到着。それからパリまでまた1時間半の空の旅でドゴール空港に着いたのは18時過ぎ。薄暮の中の見知らぬ街のホテル探しには不安があったので、旅行社を通して空港からホテルまでのドライバーを頼んでおきました。入国審査を済んで出口に来ると、当方の名字を書いたプラカードを掲げてドライバーさんがちゃんと待っていてくれました。
ドライバー氏がマーケットの広い駐車場を何回もグルグル回り出し少し不安な気になりましたが、それは高速のラッシュをやり過ごしているとのこと。なかなかラッシュが解消せずにとうとう下道を選んで13世紀の教会のある村を通ってくれ、これはラッキーでした。パリ郊外の温かみのある村は一目でとても気に入りました。それにドライバー氏は日本食、特に豆腐とすしが大好きで日常的に食べているとのこと。これで親近感がわきドライバー氏の株は急上昇。すでにチップ込の料金を旅行社に払っていましたが、ついついまたチップをあげてしまいました。
英語ドライバーでしたが、「スキポール」といったのがなかなか通じません。なんとフランス語発音の「シーポル」、KLMが「ケイエルエム」でなく「カールム」でした。
ホテルはオペラ地区へのアクセスがいいサンラザール駅の近く。部屋は清潔なツインでバスもトイレもきれいでしたが、スーツケース2個がやっと広げられるくらいの狭さ。それは口コミで承知済み。持ち物をロッカーに収めてしまえば実に快適になりました。何よりも鉄道とメトロの使い勝手のよさに重点を置いたので、一応はなまるです。
長旅の疲れでお風呂に入る気力もなくなり、早朝に風呂に入ろうというわけでバタンキュー。長い一日の終わりでした。