今、ミュージカル『レ・ミゼラブル』が2ヶ月間のロングランを誇っています。入場券を1枚だけゲット。夕方、博多座に出かけました。
子供の頃読んだ本のタイトルでは『ああ無常』。記憶では、ジャン・バルジャンはたった一本のパンを盗んだ罪で19年も投獄されたこと、教会の神父に助けられるが、そこでまた銀の蜀台を盗んでしまうこと、市長になるまでに成功し、孤児コゼットを育てること、ジャベール警官に追われながら下水道を逃げること・・・と、断片的に残っているだけでした。
子供向けの本だし、その背景に7月革命の後に学生や労働者の台頭という歴史的な事実があることはもちろん記されていませんでした。
「レ・ミゼラブル」3時間の後半。仏は7月革命でブルジョワ層が担い手になり、産業革命の開始期にあたります。それに対して夢と希望に向かって学生たちが政治集会を開き暴動を起こすという背景の中で、コゼットとマリウスの恋、エボニーヌの純愛、警察官ジャベールの苦悩、ジャンバル・ジャンの告白、コゼットの結婚と展開していきます。時代背景として、ドラクロワの『民衆を導く自由の女神』を思い描くと分かりやすいと思います。戦いの中で死んだ市民の格好が、この絵と全く同じでこの絵を意識してるなと思いました。
2ヶ月のロングランゆえ、主なキャストは4人ずつが日によって入れ替わっています。今日のジャン・バルジャン役は山口祐一郎。実力と人気のミュージカルスターとして貫禄充分でした。
博多座は、本格的な大歌舞伎を上演できるように建設されたので、幕間にはロビーや座席で飲食が可能なのです。もちろんロビーにはいろいろなお弁当、はてはフランスワインまで売っています。
幕の内弁当は日本の文化に付随した伝統?だと思います。芝居の幕間・幕の内に観客が食べるものなのでそう呼ばれるようになったとか。マナーに関係なく堂々と食べられるわけです。コンサート会場とは大違いで、外人さんが見たらビックリビックリでしょうね。
そのお弁当を調達をするためにデパートに行くと、ちょうど京都のお弁当フェアが開催されており、舞妓さんまでが登場していました。珍しかったのでパチリ!
う~ん、でも舞妓さんのきりりとしたプライドが感じられず、モデルさんかな・・・? 芸に生きる厳しさの表情がでていないですね~。やけにサービス精神が旺盛でした。
良い旅になると良いのですが・・・・ヴィクトル・ユゴー通りのあるオランジュなど
プロバンスの田舎周りをしてきます。
勿論、パリやドイツも行きたいのですが・・どうなることか(笑)
ちゃんぽんより皿うどんの方が良いですね。
ありがとうございます。
仏の南から北へですね。
日本から食材を持ち込み現地で料理。
メニュー1,2,3,もこだわりの料理ですね。
何よりの民間交流ですね。
メニュー3に、長崎の皿うどんはいかがでしょうか?
途中で麺が折れても平気なメニューです!
アメリカのあと日本に数ヶ月いて、まだ脱出???
素敵なフランスの秋をお楽しみください。
ミーシャさん、こんばんは!
長いコメントを何度も読みました。ありがとうございます!
私のフランス感は、絵画の楽しみから入っていった国なので、
細かい政体史には詳しくなくて、美術館の街でした。
紀元前後のローマ帝国から、ガリア人は「ズボンをはいた長髪の野蛮人」と呼ばれていたのに、ついにはフランス革命を起こすまでに。
ドラクロワの絵画が、フランスの宝だというのもよく分かります。
今フランスは、財政赤字、雇用問題と楽観できない状況のようです。
サルコジ大統領で変わっていくのでしょうか。
ユゴーの長編小説、そのうちに挑戦します。
パリに行こうと思っていますが、ユゴーの敵のナポレオン3世のニース地方へと
行こうと思っています。
今回の旅の目的は、友人を訪ねる旅でもありますので、日本から食材を持ち込み
料理をしようと思っています。テーマは九州の味です。
漬物を持って行きたいのですが、難しいので現在漬物事情を調査中です。
メニュー1:現地の漬物を使った熊本の高菜チャーハン
メニュー2:大村寿司(箱寿司)、鯛の姿寿司(熊本)
メニュー3:長崎の豚の角煮、ちゃんぽん・・など考えています。
外国人に受けそうなメニューがありましたら教えてください。
例の座右の書を置いて。
見ながらでないと、フランス政体史は空には覚えられません。
民主主義への生みの苦しみですからね~。
「秋の実」の文字、わざわざありがとうございました。
逐一並べてみましたが、なかなか結びつかずに。
奈良時代の人たちは大変だったでしょうね・・・。
読めなくても、書のすばらしさが分かるのもまた、面白いですね。
酒の名を聖と・・・・
いにしえの七の賢き・・・・
万葉集巻3 大伴の旅人だったか、家持だったか・・・最近、朦朧としていて・・・ちょっと調べたらよいんだけど・・・ごめんなさい。
だからおにぎりなども小ぶりだとか。こちらのほうが納得がいきますね。
幕間の食べ物は、やっぱり楽しみです。
福岡場所の相撲も、桟敷席で食べながら見るんですよ。
日本の伝統は、花見にしろ、食べ物が付き物ですね。
酒徒善人さん、こんばんは!
18年前に、福岡アジア太平洋博覧会が開催されたとき、
テントで『キャッツ』が上演されました。そのときの人気が元で
福岡にも劇団四季の劇場が出来ました。
劇団四季の俳優さんはさすがにうまいです。
でもちょっと高いのが欠点です。
kjuさん、こんばんは!
幕の「内」だから、やっぱり役者さんの方が先に食べたんですね。
やっと納得。「内」は観客席のはずがなく、妙に気になっていたのです。
おにぎりが小ぶりなのも、納得です。
いよいよパリですか!いいですね~!
パリはもう一度、滞在型で訪れたいところです。見残したところがいっぱいで。
アパートメントのようなものを探したいと思っています。
お得な情報などもブログに載せてくださいね。
秋はシャンソンが似合う街ですね。
博多座が出来てミュージカルも身近になり、・・ましてやロングラン
嬉しくなりますね。もっと劇場が整備されれば・・・良いのにと思います。
幕の内弁当・・そうでしたね。もともとは役者さんが食べたのが起源、
おにぎりなど小さいのは、化粧しても食べれるように・・と聞きました。
今では、お客さんが観劇の間に食べるのですから・・面白いですね。
博多座に歌舞伎でも観にいこうと思います。
もう一箇所・・ほしいですね。
自由と平和の街パリ・・・もう少しで行きます。
『ああ無常』昔、読みましたね。
久々にミュージカルを観てみたいと思ってしまいました。
それに読んだときのわくわく感がいつまでの新鮮なんですね~。
私はヴィクトル・ユゴーの本は読んでいないんです。
私が読んだのは児童書の世界。
田舎の小学生は、「下水道」のなかを人が歩くことに理解できずに悩みました?
ユゴーの本にはワーテルローの戦いも入っているのですね。大長編なんだ・・・。
3時間のミュージカルでは、とてもとても原作を表しきれないでしょうね。
ももりさんの言われるとおり、本の世界と現実の世界を照らし合わせながら
巡るのは旅行の楽しみのひとつです。
たった1箇所でも「ここだ!」というところがあれば、ほんとに幸せになるんですよね。
旅行の醍醐味です。
そうそう、平野啓一郎『葬送』はちょうどその時代で、ドラクロワとショパンの交流を書いたものです。私にはちょっと難しすぎましたが・・・。
kazuyoo60さん、さん、こんにちは!
私も記憶は断片的で、しかも児童書なものだから
博愛的な場面しか印象に残っていないのです。
『ああ 無常 』が『レ・ミゼラブル』に変わる頃読んでおくべきでした。
時代背景からすれば、なかなか理解しにくいところです。
舞妓さん、やはり美しいですね。
こんなにたくさん着せられて、歩きにくいぽっくりを履いて、
真っ白く塗られて・・・。大変ですね。
でも日本の伝統としてぜひ残っていってほしいと思います。
舞妓さんの衣装、暑そうと思ってしまいます。本物でもモデルさんでも綺麗ですね。