2か月前に取れていたチケットの座席はピアノに向かって右手。同じグレイドでも売れ残っていた分でピアノを弾くあの魔法の指はもちろん見えません。
今日はオール・ショパン・プログラムです。モスクワ音楽院を経て今はポーランドの大学でショパンを勉強中。その成果を全国ツアーで披露したいとのことでした。
プログラムはノクターンに始まり、幻想曲、アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ。
ここで15分の休憩。トイレも立ち飲みの喫茶も大行列。暑いほどだったので、やっとジュースをゲットした時はほっと一安心。
後半はマズルカが3曲続き、最後にピアノ・ソナタ第3番でした。
前回のコンサートはロシア・ナショナル管弦楽団との共演で、精力的な演奏が印象的で深く感動しました。
今回はどちらかと言えば静かで暗い感じで(Youtubeで暗い曲は今の自分とソックリだと笑って対談されてましたが)、弾けるようなダイナミックな響きは最後の曲だけでした。
ショパンを極めるためにポーランドへ行ったと聞いた記憶がありうまくいっているようで、ツアーの後半に向けてまだまだ熱い思いがあるようです。
とにかく人気がありアクロスコンサートホール1800席は、バルコニー席までほとんど埋まっていました。昨日は名古屋、今日は福岡と精力的にこなされています。最後のアンコール曲の写真が今日の記録です。
10月には同じアクロスシンフォニーホールで、ポーランド国交樹150周年を記念して、反田恭平&ワルシャワ国立フィルハーモニー管弦楽団の共演で「ショパン∶ピアノ協奏曲第1番」の予定という速報を入手しました。