賭銭無の「週末はPhoto一息」

賭ける銭無しに陥った競馬から、カメラを趣味にして6年目で退社。“週末”が“いつでも”になりましたがタイトルはそのままで。

ヒオウギ

2008年07月25日 | 
20日の町田市・薬師池公園の萬葉草花苑から。

アヤメ科ヒオウギ属の「ヒオウギ」。
日当たりがよい場所に自生する多年草。8~9月に分枝した花茎の先に黄色または
朱赤色の6花弁が水平に開く。花被片は楕円状で、濃い赤橙色の斑点がある。
      
葉は長さ30~60cm、幅2~4cmの線形。根元から扇のように生える葉のつき方を
桧扇(※1)に見立てて名づけた。
花は1日花だが、つぼみが多く次々と花を楽しめる。咲き終わった花弁はねじれ、
楕円形の果実がなる。実の中にできる種子はつやがある黒い球状で、古来、
ヌバタマ(※2)と呼ばれる。

ユリ科ユリ属の「コオニユリ」。日当たりがよい湿原周辺や湿った草原などに生育する
とありますが、道路沿いの庭で咲いているのを時々見かけます。
   
橙赤色の花には紫黒点がまばらにあり、下から順々に咲いていく。
花弁は6枚あり、被針形で上部は反り返っている。
(以上、説明部文は日本文芸社刊「季節の野草・山草図鑑」から引用)

※1 桧扇はヒノキの薄い板をホネとしてとじて作った扇
※2 「ぬばたまの」は枕詞として「黒」「夕」「夜」「妹」「ゆめ」「月」などにかかる。
    ぬばたまの 黒髪変り 白(しら)けても 痛き恋には 逢ふ時ありけり


撮影機材:Nikon Nikon D40(AF-S DX Zoom Nikkor ED 18-55mm F3.5-5.6G II)+
AF-S VR Zoom Nikkor ED 70-300mm F4.5-5.6G (IF)