賭銭無の「週末はPhoto一息」

賭ける銭無しに陥った競馬から、カメラを趣味にして6年目で退社。“週末”が“いつでも”になりましたがタイトルはそのままで。

百合絞

2010年03月17日 | 椿・サザンカ

3月13日のこどもの国・椿の森で「百合絞」が数輪、開き始めていました。
昨年は4月4日に撮っていましたので、今年のほうが半月ほど早かったですね。
次の4枚が昨年のものです。
  
同じ花を違う向きから。
「百合絞」は白地に淡桃~桃、紅の大小縦絞りが入る一重、長弁、長筒の百合咲きで中輪。
  
外弁は傷んでいますが、いい雰囲気の花と、咲き始めの初々しい花を。

ちょうどこの日「百合姫」も咲いていました。
こどもの国の椿の森には何度も来ていますが、ここで撮ったのは初めて。
品種については、以前載せた薬師池公園の方で。

ハイドゥンと金花茶

2010年03月16日 | 椿・サザンカ
今シーズン、まだ紹介していなかったハイドゥンと金花茶を。
  
3月13日は5輪ほど咲いていたハイドゥン。こちら向きに咲いていたのはこの2輪。

こちらは2月21日のハイドゥン。
この日も5、6輪咲いていましたが、どれもちょっと傷みが。
そのなかで、まあまあ状態の良かったのがこれ。

金花茶は3月13日は3輪だけでした。今シーズンは終わりのようです。
写真は2月21日に撮影したもの。

こどもの国

2010年03月15日 | 
3月13日の横浜市・こどもの国。

自由広場のカワヅザクラは見頃を過ぎたようでした。
  
ようやく数輪開きだしたのは2月21日(2枚目の写真)。そのあと寒さが戻り、週末は雨だったりで、
今年のカワヅザクラは多くの人を楽しませることは出来なかったんじゃないでしょうか。
  
コブシも咲き出していました。こちらはこれから見頃となりそうです。

そして、帰り際に撮ったカワヅザクラ。
強い風でだいぶ散ったんじゃないかと思いましたが、何のなんの…。
ソメイヨシノが開くと予想される来週まではと、踏ん張っているようでした。

アドルフ・オードソン

2010年03月14日 | 椿・サザンカ
2週続いた雨の週末、ようやく晴れたと思ったら、強い風が。
花粉が気になったものの、マスク着用で横浜市のこどもの国へ。
  
今回は椿の森の洋種ツバキから、まずは「アドルフ・オードソン」。
1枚目は2月21日、2枚目は昨日の3月13日のもの。花径は10~12センチくらいでしょうか。
英名で検索し翻訳でペ-ジを開いたものの詳しいことは分かりませんでした。販売サイトのヒットが多く
人気のある品種のようでした。ただ、向こうのは斑入りではなく、赤一色の花がほとんどでしたが…。

1輪だけ咲いていたのが「バレンタインデイ」。
花弁に傷みが出始めてますが八重の花形は整っていました。
花径は15cm近くありそうで、極大輪に分類されるんでしょうね。
今日がホワイトデイということで取り上げてみました。

越の麗人

2010年03月13日 | 椿・サザンカ
  
2月21日の横浜市のこどもの国・椿の森から「越の麗人」。
昨年の2月24日3月28日に次いで3度目の登場です。
同じ花を位置を変えて撮ったものですが、こちらは昨年と同じ様子の花です。
  
この日咲いていたのは2輪だけで、これがもう一輪のほう。
花形としては宝珠を作って「越の麗人」ですが、色具合としては母樹の「日月」似。
そういえば、もう一つの特徴である“淡紅の覆輪”が、昨年も今年も、ここの花には出てないですね。
宝珠にばかり気を取られていて、今さらながら気付きました。

夢ごころ

2010年03月12日 | 椿・サザンカ

横浜市のこどもの国・椿の森で2月21日に咲いていた「夢ごころ」。
初めてかと思っていたら昨年も撮っていました。
  
こちらの2枚が昨年3月21日のもの。手元の本には記載がないので品種データはネットで検索。
桃紅地に白斑・覆輪の一重、筒~盃状咲きで筒しべの中輪。母樹不明の実生。1968年愛知産。
  
「ゆりかご」は淡桃色の八重~抱え咲き、ユキ芯の中輪。1970年発表の新潟県小千谷市の民家栽培種。
「夢ごころ」からの連想で取り上げました。撮影は昨年4月5日、町田市の薬師池公園・椿園で。

千歳菊

2010年03月11日 | 椿・サザンカ
今回も最初の1枚は2月20日の町田市薬師池公園・椿園の「千歳菊」。

散策路から見えていたのは一輪だけでしたが、この名前には記憶がありました。
  
昨年4月4日に撮っていたのは横浜市のこどもの国・椿の森で、そのうちの2枚がこちら。
「千歳菊」は紅地の弁の中央に白筋が入る千重咲きの中輪で花期は4月。
弁数は30枚近く、外弁は大きく外曲して平開、漸次小さくなった内弁は内曲気味に咲き進む。
葉は楕円~卵形の大型で葉面は平坦、樹は立性で樹勢は並。江戸期からの古典品種。

傷みが目に付きますが、同じ4月4日に一輪だけ咲いていた類似品種の「五智の娘」。
こちらは小輪で白筋は2~3本に分かれることが多いという。
他に類似品種としては「オランダ紅」「一筋」「紅葉狩」などがある。

加賀八朔

2010年03月10日 | 椿・サザンカ
今年2月20日の町田市薬師池公園・椿園で撮った、石川産の「加賀八朔」。

4、5輪ほど咲いていたものの、散策路側を向いていたのはこの一輪だけでした。
白色の一重、椀咲き、筒しべの中輪、花期は11~4月。
  
昨年のを探してみたら2月15日に撮っていたのがこの2枚。これもあまりいい写真じゃないですが…。
早咲き性のため、炉開きなど茶席用の花として愛好され、肉厚で大型の葉は椿餅や椿寿司に利用される。

   
同じく昨年2月15日に撮っていたのが、類似した品種で中部古種(愛知)の「白八朔」。
白色の一重、筒咲き、筒しべの中輪で花期は11~3月。
花は深みのある白色で咲き出しは椀状、のちにふっくらとした長めの筒咲きになる。

蜀紅錦と蜀光錦

2010年03月09日 | 椿・サザンカ
椿に戻って、今年2月20日の町田市薬師池公園の椿園で咲いていた「蜀紅錦」。

白地に濃い紅の縦絞りが入る一重、椀~平開咲き、輪芯の大輪。
江戸期からの古種で関西産。
  
こちらの2枚は昨年の2月28日に撮っていた「蜀紅錦」。
肥後椿に、梅芯で紅地に雲状の白斑が入る同名異種のものがあるようですが、
そちらの方は見かけていません。
  
同音異種の「蜀光錦」は横浜市のこどもの国・椿の森にありました。
1枚目は昨年4月12日、2枚目は今年1月24日の撮影。
こちらは1960年の大阪・片山椿楽園の目録記載のものかと思われるのですが…。
白~淡桃地に濃紅色の大小縦絞りが入る一重の平開咲き、輪芯の中~大輪。

蜀光錦の枝変わりで1965年頃に片山樹楽園が発表した「覆輪蜀光」。桃地に白覆輪で縦絞りも入る。
こちらは薬師池公園で昨年2月28日に撮ったもの。
(片山○○園ですが、参照本、ネット検索で「椿楽」「椿樹」「樹楽」と三通りの表記がありました)

アビス(シマオオタニワタリ)

2010年03月08日 | 植物
前回に続き2月21日の横浜市・こどもの国の大温室。

「旅人の木」の下で、自分の葉っぱで恥ずかしげに名札を隠している植物が。

ちょっと横に回ってみると“シマオオタニワタリの園芸品種です。葉は短く広葉で、
先がいくぶん幅広くなります。(チャセンシダ科)”と自己紹介している「アビス」。
シマオオタニワタリ(島大谷渡り)は常緑シダ類で、日本でも小笠原諸島や南西諸島などに約30品種が分布。
草丈は20~80センチとさほど大きくならず、丸みのある草姿で人気のある観葉植物だそうです。
  
この日の大温室で、ほかに撮っていたのはパイナップルの実を2個。

旅人の木

2010年03月07日 | 植物
2月21日の横浜市・こどもの国の大温室から。

入口を入って正面にそびえている「旅人の木」。
温室のプレートにある説明には
“マダガスカル原産。葉鞘にたまる水を旅人が飲んで喉をうるおしたということから名づけられた。
大きな扇状の葉を広げ、雄大な樹形を作ります。一名オオギヤシ(バショウ科)”とありました。
  
フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』から補足すると
“ゴクラクチョウカ科タビビトノキ属で英名がTraveller's Treeで和名はタビビトノキ、オウギバショウ。
タビビトノキ属における唯一の種であり、以前はバショウ科に分類されることもあった。
生長にしたがって葉茎が落ち、幼木にはみられない茶色の丈夫な樹幹が現れる。
葉は舟の櫂のような形で、長い茎柄の先に左右対称に平面に並び、見た目は扇に似る。
葉先は緑色だが、葉茎の付け根は黄色。花の色は白で、小さく目立たない。”

てっぺんはすでに温室の天井に届いています。
幼木に囲まれた、この切り株は先代の旅人の木なのでしょうか。

沈丁花(ジンチョウゲ)

2010年03月06日 | 
今週も土日が雨予報。
去年撮っていたツバキの出番が続きそうですが、
今回はひとまず休んで、撮れたての花を。

玄関前で芳香を放っている「沈丁花」。
今朝、8時半過ぎに撮りました。
  
沈丁花はジンチョウゲ科ジンチョウゲ属の常緑小低木で樹高は1mほど。
花期は2~4月。花びらに見えるのは筒状の蕚の先が4裂したもの。
花の外側は紫紅色で内側は白色。
  
花が全て白いもの、外側が淡紅色のもの、葉に覆輪が入る品種もあるようです。
これはちょっとだけ斑が入っているんでしょうか。
しばらくは春の訪れを感じさせる甘い香りが楽しめそうです。

春曙紅

2010年03月05日 | 椿・サザンカ

町田市の薬師池公園・椿園にある「春の曙紅」。
今年は1月23日に目にしてから、行くたびに何輪かは咲いています。

昨年の2月22日、横浜市のこどもの国・椿の森で小さなプレートに書かれていた「春曙光」。
研究社の「色分け花図鑑 椿」には「春曙紅」の旧名が「春曙光」とありました。
椿の森にはその「春曙紅」の名札をつけた木も何本かあり、昨年3月21日に咲いていたのが次の2枚。
  
「春曙紅」は桃地に底淡桃色の八重、抱え咲き、筒~割しべの中輪。花期は3~4月。
弁端に凹みをもつ内外弁17~18枚が丸く抱えぎみに三、四重に重なり、のち外弁が少し反曲する。
ほのぼのとした色合いと、つつましやかな花形で愛好者が多い。(「新装版 日本の椿花」から)

最後は前の2枚の前日、3月20日に川崎市緑化センターで咲いていた「春曙紅」。
私は薬師池公園の「春の曙紅」の響きが好みで、その場合は「春の曙光」の表記のほうがいいなと…。
読み方は、「日本の椿花」では《しゅんしょこう》、「色分け花図鑑 椿」では《しゅんしょっこう》となっています。

一貴山(かずきやま)

2010年03月04日 | 椿・サザンカ
町田市の薬師池公園・椿園から。
  
1月9日に咲いていた「一貴山」。2枚目は2月20日のもので「新装版 日本の椿花」には花期は3~4月と。
昨年は3月15日から4月5日にかけて撮ってましたので、花期は目安程度に考えたほうがいいのでしょうね。
次の2枚が昨年4月5日のものです。
  
「一貴山」は極淡桃色の八重、蓮華咲き、筒~割りしべの大輪。
やや内曲した樋状の刳(く)り形弁が抱え咲きから始まり、のちには外弁は平開してゆるく反曲、
斜め上方に出た内弁との間に透き間ができて、全開すると蓮華咲きとなる。


「日野東(ひのあずま)」も花期は3~4月となっていますが、今年は1月23日に撮影。
こちらも昨年より1月ちょっと早くお目見えで、昨年2月28日に撮ったのが次の2枚。
  
「日野東」は桃~淡桃色の一重、椀咲き、筒しべの中輪。
雪見車(関東)の実生らしいということで親の「雪見車」はこちらに。


関西黒龍

2010年03月03日 | 椿・サザンカ
咲いてる時はいつも状態が芳しくなかったのが町田市・薬師池公園の「関西黒龍」。
2月20日に、ようやく傷みもほとんどなく、それらしい姿をしている花に出会えました。

朱色を帯びた暗紅色の獅子、唐子~牡丹咲きの大輪。花期は3~4月。
大きい花弁は三、四重に重なり、花心は急に小さくなって唐子弁と葯とが混じる。
時には大きな外弁の間に小さい唐子弁と葯が混じるなど、花形は変化しやすい。
  
こちらの「関西黒龍」は昨年3月21日に横浜市・こどもの国で撮影していたうちの2枚。
「関西黒龍」があるなら、関東や中部もあるはずと調べたら「黒龍(関東)」という項目が…。
どこかにないかと探したら、この前日、3月20日に川崎市緑化センターで撮っていました。
  
「黒龍(関東)」は暗紅色の八重、唐子咲きの中輪。花期は4~5月。
咲き始めは宝珠を作り、のちに紅色の唐子弁を現わす。葯はほとんどない。
「関西黒龍」は宝珠を作らず、また唐子弁と葯は混じりあって散在するので「黒龍」と見分けられる。