賭銭無の「週末はPhoto一息」

賭ける銭無しに陥った競馬から、カメラを趣味にして6年目で退社。“週末”が“いつでも”になりましたがタイトルはそのままで。

東御苑の花菖蒲3

2010年06月15日 | 花菖蒲
今回も6月12日の皇居・東御苑二の丸庭園から花菖蒲を。
  
「煙夕の空(えんゆうのそら)」は、ややくすんだ藤紫色の中輪。
ネットで調べると「煙夕空」で「けむるゆうぞら」と表記しているほうが多いです。

「煙」がつくのをもう1種。「汐煙(うしおのけむり)」は淡紫地に白脈の中輪。

「御所遊(ごしょあそび)」。藤色を含む薄紅色の大輪。弁元に白のぼかしが入る。

「磯千鳥(いそちどり)」は青紫色の小中輪。

東御苑の花菖蒲2

2010年06月14日 | 花菖蒲
6月12日の皇居・東御苑から二の丸庭園の花菖蒲を続けます。

まずは前回とちょっと角度を変えたパノラマ写真から。
  
撮った中に「大」のつく品種が何種かありました。これは紅紫色が鮮やかな「大神楽(おおかぐら)」。

「大鳥毛(おおとりげ )」は薄い紅紫地に濃紅紫の脈が入る。

「大盃(おおさかずき)」。紅紫色で底白、白筋が入る。

東御苑の花菖蒲

2010年06月13日 | 花菖蒲
6月12日は久しぶりに皇居・東御苑に。
といっても、いたのは1時間ちょっとで二の丸庭園の花菖蒲を見ただけ。

最初はパノラマ作成で花菖蒲を中心に庭園の様子を。
緑の木々に囲まれて花菖蒲の紫、青、白とツツジの濃いピンクが鮮やかでした。

こちらは池のほう。黄色い花はアサザです。
  
上の写真に見える花菖蒲をアップで。真ん中が「錦の褥」で、その右が「夕日潟」。
  
そして左の濃い紫は「濡烏」。右端手前に見えているのが「白糸の滝」。

ドルトムント

2010年06月12日 | バラ
6月5日の町田市・野津田公園のばら広場から、ドイツのコルデス作出の2種。
  
ここと、生田緑地ばら苑で何度も撮影していたので載せたものと思っていた「ドルトムント」。
1955年に作出した赤色の中輪で一重平咲きのつるバラ。軽い香りがある。

花の中心部は黄色から白く変化する。
5、6輪の房咲き性で花もちはとても良い。

  
1988年に作出した淡桃色の「ローゼンドルフ・シュパリースホープ」は弁端が色濃くなり波打つ。
ゆるいカップ咲きから平咲きになり、大きな房になって咲く。花もちは良い。
寒冷地ではシュラブになるが暖地ではつるバラとして扱うのがいい品種。

イスパハン

2010年06月11日 | バラ
6月5日の町田市・野津田公園のばら広場からダマスク系のオールドローズを4種。
  
ペルシャ(イラン)の古都名が付けられた「イスパハン」は1832年以前に作出されたもの。
鮮やかな桃色のクォーター・ロゼット咲きで咲き進むとポンポン咲きになる。
5輪前後の房咲きで花もちが良い。濃厚な香りがある。

「ヨーク&ランカスター」は1629年以前より栽培されている八重平咲きの品種。
花弁に白とピンクの絞りが不規則に現れるが白花または桃色の単色花になることも多い。
ヨーク(白)、ランカスター(赤)両家のバラ戦争にちなんで名づけられた。
  
「カザンラク」は桃色のロゼット咲きで花弁は波打つ。一枝に8輪前後の房咲きになる。
ブルガリアは香水用ローズオイルの世界最大規模の生産地で、カザンラクは同国最大の生産拠点であるバラの谷の中央に位置する都市。

1750年以前に作出された「セルシアナ」。ダマスク系の強い香りがある。
桃色のゆるいカップ形の花は次第に色あせてゆき白っぽい平咲きになる。
名前は園芸家の名にちなんで付けられた。

モーツァルト

2010年06月10日 | バラ
6月5日の町田市・野津田公園のばら広場から。
  
「モーツァルト」は1937年にドイツのランベルトが作出したハイブリッド・ムスク(ロサ・モスカータに由来する系統で多花性、四季咲き性、ムスク(じゃこう)の香りをもつ品種が多い)。
鮮やかな桃色の小輪一重咲きで弁底が白い。
  
「安曇野」は再登場。
弁底が白い赤色の小輪一重咲き、微香。葉は濃緑色で小さい。

ここでは真ん中にモーツァルト、左右に安曇野が植えられています。
花径はどちらも3cmで、NHK出版の「バラ大百科」では花色が桃色と赤色になっていますが、ほぼ同じような色合いでプレートがなければちょっと区別がつきません。
気付いたのは、安曇野のほうが葉がひとまわり小さいようだなということだけでした。

スーパー・エクセルサ

2010年06月09日 | バラ
6月5日は町田市の薬師池公園のあとは野津田公園のばら広場へ。

俯瞰すると、ごらんのように真っ盛りという状態でした。
特に写真左側のほうにある修景ばらやツル仕立ての2列は咲き競っていました。
  
上の写真では、いちばん手前に見えている「スーパー・エクセルサ」。
1986年にドイツのHetzelが作出したラージ・フラワード・クライマー(伸長力が特に強くしなやかなランブラー・タイプとよばれるツルばらとハイブリッドティーやフロリバンダなどが交雑して誕生した系統)。
濃いローズ色のポンポン咲きで多花性。香りはかすか。
  
「ファイルヒェンブラウ」は1909年にドイツのSchmidtが作出したハイブリッド・ムルティフローラ(ノイバラを交配親にしたツル性のバラの系統で、花は大きな房となって開花する。ランブラーとして扱われている)。
鮮やかな赤紫色で花弁に白のフラッシュ(縞模様)が入る。咲き進むと青みを、散り際にはグレーを帯びる。
品種名はドイツ語ですみれ色の意味だそうで、流通名は「ブルー・ランブラー」。参照しているNHK出版「バラ大百科」では流通名で記載されています。(索引にはファイルヘンブラウ→ブルー・ランブラーと記載されていたので助かりました)
  
「サマー・ウインド」は1985年にドイツのコルデスが作出したシュラブ。
桃色で半八重のカップ咲きから抱え咲きになる。花弁に切れ込みが入る。
「バラ大百科」では「ゾマーヴィント」で記載されていて、国内では「サマー・ウインド」という名称で売られることもあると書かれていました。

月見草

2010年06月08日 | 
今回も6月5日の町田市・薬師池公園の萬葉草花苑から。
  
アカバナ科マツヨイグサ属の「ツキミソウ(月見草)」。花期は6~9月。
夕方の咲き始めは白色で翌朝のしぼむ頃には薄いピンク色になる一夜花。ということですが…
撮影した時間は11時50分近くで、朝といえば朝ですが…、それに花は白いままだし…。
  
実をつけていたのは、バラ科ヘビイチゴ属の多年草「ヘビイチゴ」とグミ科の落葉低木「ダイオウグミ」。
ダイオウグミは実の大きさから別名がビックリグミ。実が凹んでいるのは虫のせいみたいです

「ヤマブキショウマ」はバラ科ヤマブキショウマ属。
雌雄異株で低地~高山帯の林縁、草地などに生える。
  
「ムラサキ(紫) 」はムラサキ科の多年草。初夏から夏に白い花を咲かせる。
根は暗紫色で「シコン(紫根)」として抗炎症薬に使用され、紫色の染料にも利用されてきたが、
現在は絶滅危惧種にランクされている。

ムラサキツユクサ

2010年06月07日 | 
6月5日の町田市・薬師池公園の萬葉草花苑から。
  
前夜の雨が露となって残っていた「ムラサキツユクサ」。
  
ちょうどお昼時。虫さんたちが入れ替わり立ち代わりでランチタイム。


「ムシトリナデシコ」でもお食事中。
名の由来は茎上部の葉の下に粘液を分泌し虫が付着して捕らえられることがあるから。
ただし、食虫植物のように捕獲した昆虫を消化吸収することはないそうです。
飛んできて花の上に降りるのは安全ということですね。

(今回の2種は昨年の6月6日にも載せていました…。)

薬師池公園・花菖蒲とアジサイ

2010年06月06日 | 花菖蒲
6月5日の町田市・薬師池公園の花菖蒲とアジサイの様子を。

花菖蒲が咲き出し、早いのはこんなに咲き揃っています。

日当たりのいい江戸系と肥後系の接するあたりは何種かが咲き競っていました。

少し上に行って。この日の様子はこんな感じ。

さらに上に行くと水をいれていない田んぼが。
日当たりが良くない場所で例年作柄が悪いため、地熱を上げる措置なのだそうです。


アジサイのほうはと言えば、この日見かけたテマリ咲きのアジサイは
白花が1輪咲いていたもの以外はアジサイ園の奥にあったこの一株だけ。
  
そのアジサイ園。昨年の花後に、剪定した株に品種名を書いたタグが付いていたので、もしかしたらと
期待していたのですが、うれしいことに各品種の前にプレートが立てられていました。ありがたいですね。
写真の「紅ガク」がいちばん咲いていた株ですが、他に「七段花」「乙姫」「黒姫」「清澄沢」「秋篠テマリ」
などが咲き始めていました。

アプリコット・ネクター

2010年06月05日 | バラ
生田緑地ばら苑から、今回はアメリカのバーナー作出のバラを3種。

「アプリコット・ネクター」は1965年作出のフロリバンダで強い香りがある。
数輪の房になって咲き、花つきは中程度。秋は1輪咲きになることが多いとのこと。
  
名前のとおりアプリコット色の丸弁カップ咲きでフロリバンダの中では比較的大輪。
  
「ジーン・ブーナー」は1968年に作出したフロリバンダ。
  
同じくフロリバンダの「ゾリーナ」は1963年の作出。
  
こちらはつるバラの「ゾリナ」。プレートは従来からのもので1963年アメリカ作出とあります。
前出の「ゾリーナ」は新しいプレートで「Zorina」と英名があり、もとは同じものでしょうね。
撮ったものを比べると、つるのほうがオレンジが濃いようです。

ジュリア

2010年06月04日 | バラ
今回もイギリスで作出されたバラを3種。
  
「ジュリア」は花径約10cmとやや小ぶりなハイブリッド・ティーで1976年作出。
茶色の丸弁平咲きで花弁は波打つ。香りは中くらいで樹勢は弱い。切り花として人気がある。
  
「ゴードンズ カレッジ」は1992年にコッカーが作出したフロリバンダ。
  
1994年にフライヤーが作出したハイブリッド・ティーの「ウォーム・ウィッシェズ」。
剣弁高芯咲きで花色は桃色を帯びたアプリコット色だが気温によって微妙に変化する。
1輪咲きで花つきは中程度。生育旺盛で耐病性が強く、育てやすい。香りは中くらい。

ワイルド・ローバー

2010年06月03日 | バラ
生田緑地ばら苑からイギリス・北アイルランドのディクソン社が作出した2種。
  
フロリバンダの「ワイルド・ローバー」は2007年に作出した新しい品種。
花弁は14枚で濃紫色。芳香がある。

  
1964年に作出したフロリバンダの「フラワー・ガール」。正式名称は「シー・パール」だそうです。
この2枚は22日に撮影したもの。
  
半剣弁高芯咲きの中輪で花色はコーラルピンク。
こちらは29日に撮ったものですが花色が全般に薄くなっていました。

ディクソン社作出のバラでブログに載せたものとしては「プリンセス・ミチコ」「タンジェリーナ」
「エメラルド・アイル」があります。

ブラザー・カドフィール

2010年06月02日 | バラ
今回も生田緑地ばら苑からイギリスのオースチン作出のイングリッシュ・ローズを。
  
「ブラザー・カドフィール」は1990年の作出。
桃色の巨大なカップ咲きの花が芍薬のように開く。オールドローズ系の強い香り。

1998年作出の「ウィリアム・モリス」。ティー系のフルーティーな香り。
整ったロゼット咲きの中輪で、花色はアプリコット色にもサーモンピンク色にも見える。
5~8輪の房咲きになり花もちがよい。耐病性に優れた強健種。
  
「モールヴァン・ヒルズ」は2000年に作出。フルーティーな甘い香りがある。
クリームイエローの花は咲き進むと花芯に色を残して白くなる。

ダーシー・バッセル

2010年06月01日 | バラ
今回も生田緑地ばら苑からイギリスのオースチン作出のイングリッシュ・ローズを。

「ダーシー・バッセル」は2005年の作出。フルーツ系の香りがある。

ロゼット咲きで、咲き始めの濃く明るい赤色から花が終わる頃は青紫系の色になる。
名前は数々の賞を受賞した有名なバレリーナにちなんでつけられたもの。


1995年作出の「ペガサス」。ティー系の香りがある。
中心は濃いアプリコット・イエローで花びらの端は薄いクリーム色。
つるバラとして育てるのに適す。
  
「ストロベリー・ヒル」は2006年作出。
カップがかったロゼット咲きの中輪。香りはフルーツ系。
ローズピンク色で外弁にいくほど花弁の色は薄くなる。