よっちゃん農場のドタバタ日記

「よっちゃん農場」の日常。
 ~いち農家から小さなブランド作りの奮闘記~~

話す価値・・

2008年02月13日 | Weblog
私が炭窯に火を入れると風が吹く。。
ここでも度々書いている通り、今回もまた・・・
朝から雪が舞い、午後には吹雪く。
そしてカミさんつぶやく
「ああ・・あんだが窯さ火ぃ付けだもんねー・・」

昼飯を食べながら、よっちゃん祭でのバスでの運営を
お願いしている近所の食堂「宝殿」へ。
こちらはやり手で食堂の他、現社長の息子が観光バス
の運用も始めている。数少ない元気のいい地元企業。

そのイケメンの息子さんと祭の際のバスの行程の打ち合わせ。
大まかな話は以前お願いする際にしてあったが、
改めてツアーの詳細をお話しすると「いいねぇ面白そう」
との意見を頂く。どうやら一般的な観光所巡りだと思って
いたらしい。

数年前、旅行代理店の友人から
「田舎のばあちゃんとコタツで話を聞きに行くツアー」
なるものをやらないか、と提案された事があったらしい。

東京から人を集め、畑でちょっと仕事しながらも
メインはコタツでみかんでも剥きながら地元ばあちゃん
の話に耳を傾ける・・・それだけのツアー。
彼も面白いと思い、自分のばあちゃんやら近所のばあちゃん
に声がけしたらしいが、
「いいでば!そっただごど(そんな事)おら出来ねぇがら!」
という声が多くて結局断念することに。

私の話を聞いてそれを思い出したという。


今回のよっちゃん祭に対する地元の人の意識として、
そういうものに対する無意識の拒絶感はあると、正直思う。
嫌だというのではなく、何もないだろう人に来て頂く要素が、という意識。

私にもそれは確かにある。
家だって立派なものでは無く古いし、周りも綺麗に片付いている
わけでもない。
けれども、それをやる!という事にワクワクする自分が居る。

そうやって始まった七夕村、やっぱりこれからも続けたい。
今回初めてのよっちゃん祭。これも年に数回出来ればうれしい。


炭焼を習っていた頃、師匠が行っていた。
「ああ、またこんな若い人(私)が炭に興味を持って・・・
 なんでも炭がまた流行ってんだってなぁ。。。
 時代は繰り返すもんだなぁ~やっぱり。」
と話していた。
炭とは関係ないところでも数人のおじいちゃんから同じ言葉
を何度も聞いた
「時代は繰り返す。。」


今の世の中なんでもあるようで、当たり前だと思っていたものが
すっぽり抜け落ちていたりする。
今の時代だからこそ「ざっくばらんな交流」は価値がある。

そこが、きっとこれからのよっちゃん農場の生命線かも・・