よっちゃん農場のドタバタ日記

「よっちゃん農場」の日常。
 ~いち農家から小さなブランド作りの奮闘記~~

共感。考える事。

2011年04月17日 | Weblog
自営のキッカケをくれた恩師の言葉「会社人間になるな。社会人たれ。」。また思い出す。




昨夜、日付が変わるまで呑み、話しました。

あの震災以来、ずっとなんだかモヤモヤモヤモヤしたものが頭にあって、
それはなんだろうかと考えても答は出ずにいたのだけれど、

「ハイ今回の震災でマイナス50ポイントです。
 これからがんばって元の100ポイントに戻れるように復興しよー!」

という、単なる穴埋めが復興でいいのだろうか?もちろん一番大事な事だけど。。。

度々清水さんと電話で話していたが、その点が二人とも引っかかっていて、
直に話して共感できたような気がする。

その原因はやっぱり原発問題が大きいと思う。

気づけば経済優先でここまで来て、豊か、になった気がしていた日本。
そこにこんな大きな事故。

震災で、当たり前にあったものの有り難さを改めて感じる事になり、
同時に、原発問題でエネルギーというその根本を問われている事態。

連日テレビでは原発は収束に向かうのかどうかが報じられているけれど、
大事なのは
反原発か推進か、という簡単なものじゃなく、
計測された放射線レベルが「ただちに」影響があるかないかでもなく、
その前に一人一人がしっかりと考えてるか~!?ってことだと思う。

なんと無く、見るニュースの進行するに合わせるように、
何とはなしに追従してしまって、テレビの意思が自分の意志のように過ぎて行ってしまいそうなこの頃。


今回の事故で恥ずかしながらしったけれど、日本全国殆ど原発に包囲されている。
それを無関心でいることで、今回の事故に至ってしまったと、広~くとれば
言えない事もない。
政治も同じで、政治家は信用ならん!と、
無関心で投票もぜず「私が選んだんじゃない」と批判ばっかりしてても進まない。
一人一人の意思があって、その集約が国、という理屈ならば。


新聞、テレビ、ネット等、色んなメディア、今や沢山の情報源があって、
それをiPhoneとかでと~っても身近に享受しているはずなのに、
肝心の「では結局自分はどう思ってるの?」までいちいち完結してるだろうか?


沢山のメディアから、沢山の知識を得ることで判断した気になってはいなかったか。
ちゃんと判断していたならば、
なんで原発問題に取り組む政治家が胡散臭く見えて、違和感を覚えるのか。

それがこの結末だ。

清水さん達が言っていた。
「田舎はまだ、"村社会的な"周りとの関わり合いの中で生活してる。
 小さい事でも意見を交わす場がある分、良い方だよ。
 東京はその"関わり合い"すら生活の中にないんだもの。」
とても重い。


今、大変な事故が起こって、沢山の人たちの生活、人生が傷ついてしまってる現実。
それは天災ではなく、人が作ったものによる人災。

原発という言葉が出ると、これまではデリケートである前に
「あれ?…この人」みないな違和感、距離感を抱かれてしまう、そして抱いてしまってた。
対岸の火事,的意識。
けど、無関心ではとても居られない今。

こんな、人の手にあまる代物がホントに必要なのかどーか?

「あそごの角の…ほれ、売れてるんだが売れてねんだか分がんね自販機や、
      あいづ、必要なんだがや?」
が入り口でいいと思う。

まず、自分で考えて、そして周りでもっと話が出ていい時期じゃあないか?
今まさにその時なはずだ。自分の生活に直結する事だもの。
これからでも遅くはない。
みんな考えっぺ!

少しでも納得出来る世の中を作るために。








清水さんからうれしいプレゼントが。
よっちゃん販売してもらってるPLANE PEOPLEのオシャレなスタッフの皆さんからの寄書き!

すげーうれしい!
デザイナーでもある勇人くんのワイヤーアートにジャンさんのトレードマークが
ありがとーございます!!
よっちゃん農場、これからも"素朴に"がんばります。