よっちゃん農場のドタバタ日記

「よっちゃん農場」の日常。
 ~いち農家から小さなブランド作りの奮闘記~~

復興プロジェクトスタート。

2011年04月21日 | Weblog

以前から計画の復興プロジェクトスタート。
今後を占う一日。

 私も仲間も被災者。けれど、私や仲間や宮城を応援してくれる人たちが居る。
 被災したとはいえ、全てを失ってはいない。
 ならば、失った人たちへの思いを俺らだって形にしたい。
 キチンと発信出来る形で。

 考えに考えた末、自分たちが動ける範囲……地元ベース、自分の仕事ベース
 
 という事で、近くの鳴子温泉に、最低6ヶ月は避難せざるを得ない南三陸の人たちを支え、
 力をお借りしながら共に復興しよーと考えたもの。

現実として、今は避難せざるを得ない、が、いつかは日常へ戻る日が来る。
その為に欲しいのは新たにスタートを切る為の生き甲斐であり、お金だろう。
ならば、小さいかもしれない、が、ここで仲間として仕事を作り、働いてもらい生活資金の足しにしてもらう。
時には純粋に交流し、何か目標を見つけてもらう時間も作って行きたいと考えています。
一時的なものではなく、縁として今後のウン十年の繋がりを作る為のものにしたい。

まだまだ動きだしで、けれど広がりがかなりある企画になりそう。

何にしろ、実際避難者の人たちと顔を会わせ、話さないと始まらないもので、
ボランティアを含め、20名のスタッフ一同緊張の始まり。

ちょうど、佐藤農場の梅の花満開で、花見を兼ねて会場にする。
おっかなびっくりだったけれど、募集してみると200名ほどの応募。


予定よりも大分早く到着し、


話を伺うと、あの日以来、初めてのんびりできる遠出だという事で、梅園見学をゆ~っくりと楽しんでもらう。
まさに天候にも恵まれ陽気の中で、気持ち良さそう。


せっかくなので記念撮影もいいでしょう!






その後、とにかく毎日支援物資のオニギリだったり、避難で旅館に居るとはいえ、
ここは岩出山の地元の味で精一杯もおもてなし。http://blogimg.goo.ne.jp/img/static/admin/editor/btn-preview.gif
食材はすべて仲間のカンパ。
杵搗きモチ・鉄板焼き・舞茸ごはん他。

私は飲食部門チーフで目一杯テンパリました!

メインの餅つき!
せっかくだからと、会場の南三陸のおばあちゃんに民謡をうたってもらい、
私がそれに合わせて餅返し、会場が一体になり盛り上がりました!



そしてゆっくり…は出来なかったけれど、時間を見つけての会話。

私が話した人たちは、やはり漁師や海の仕事が多かった。
目論見通り、といっては誤解もあるけれど、避難して一息ついたけど、
やっぱり身体を動かしたい!仕事がしたい!という声が多数で、
我々の企画に期待する声は多かった。

あるおじいちゃんは
「あんちゃん! 俺さ古~いのでいいがら鍬(クワ)けろっちゃ! 畑やりで~!」
といって私を離さず、

あるワカメの養殖をしていたというお母ちゃんは、
「畑の経験もあるがら、夏になった喜んで"なんばん収穫"に行くから私を使って!
  夏なんて言わずなんでもいいがら一番に声掛けてよ!」
と言ってくれた。

みんな思ったよりも元気!海の人たちは逞しい!

実際問題、私も苦しいところでそ~んなにお金は出せないけれど、
楽しみ半分ってことで、上手に是非、コラボレーションして行きたい。
結果として、「宮城の海山コラボ!復興!よっちゃんなんばん」を作りたい!

きっと私んとこだけではなく、そんな宮城の復興エネルギーモリモリの商品がここから多数出るはずです!
ぜひ応援して下さい!
このネットワークで生まれるものをぜひセット販売したい。



実際、仕組みを動かすにはもう少し、原資の部分とか考えるところもある。

そこを頭に入れつつ、少しずつ動いて行きます!

その模様はここで随時報告しますので見て下さい。


まずは大成功!