よっちゃん農場のドタバタ日記

「よっちゃん農場」の日常。
 ~いち農家から小さなブランド作りの奮闘記~~

千秋楽。東北を変える、ヨノナカを変える、第一歩。

2012年03月05日 | Weblog

いよいよ最後。
始まりは雪で、
締めは雨。
世の中そんなにうまいこといきません

そんな事もあって客足は今一つ。





が、昨日夕方から来た海山仲間のモチっ子Sさんは熱心に話しかけ、人と繋がり、
うる覚えながら必死に新聞バックの手ほどきまでこなす。

少ないお客さんながら、会期中の前半に来てくれたお客さんが何人も、そして何度目!?というくらい訪れてくれた。


東北村の強み。
それはメンツが「作り手」ばかりではないこと。
冒頭の写真のプロ活Tさんは準備からずーっっっっっっっっっっと踏ん張っている。
相当踏ん張っている。会期中は会場責任者として我々を引っ張り続けてくれた。
彼の会社も国の補助事業をずっとやってきたけれど、民間会社として自らの実業を持とう!と覚悟を決めている。

また、地域の流通を仕事にしているMさんも、本来の仕事をこなしながら、毎日目を血走らせて会場にも通い、
今後の展開も考え続けている。そしてみんなをまとめてくれた。

それぞれが東北村のコンセプトを理解し、何よりも「おもしれぇ!」を共有しているから出来ること。だから踏ん張れる。
みんな、
「今、東北を俺たちが変えるんだ!ヨノナカを東北から変えてやる!」
と、本気で思っている。
根っこは大真面目に、発想は大胆に。
初舞台で飲み込んでくれた高島屋さんにも感謝。
商売で言ったら、参加した東北村、出展者も大赤字なら、受け入れた高島屋もそれはおなじ。
最後にS課長とお話したけれど、そこを踏ん張ってくれた事はホントにおっきい。

根っこは至って素朴な想い。


夕方には「在庫があったら全部引き取るぞ!」とGAIA清水さんも電話をくれた。想いは繋がる。
ちょっと売り場で長電話をしてしまったけれど、
GAIAも流通業として私らと同じ壁を目前にしてる。

私がこの仕事を始めた頃、ヨノナカが「物々交換」だったいいのになぁーと思っていました。
自分の作る商品が周囲に認められ、それと誰かが作った品物を交換出来る価値。
今求められているのはまさに「そこ」がキーワードのような気がしています。
でないとモノは売れない気がする。経済は回らない気がする。もうそこまで来ている気がする。

今動いてる人が考えてる事、やろうとしてるのは決して「新しい事、形」ではないと思います。
が、モノを作る人、モノを買う人、の距離があんまりにも離れちゃった今だからこそ、真新しいのかも知れません。

どーやったらいいのか、答えはまだまだ見つかりません。

今回の東北村プロジェクトに関しても、準備してきた人、場を共にした出展者とも、
会って話した時間はホンの僅か。ホントに僅か。それぞれが忙しすぎて不穏な気持ちになったこともありました。
でも今は戦友のような確かな共感があります。
それは、それぞれが個で考えてきた事が、実は深ーいとこで繋がっていて、
今回そのスイッチが入っただけで、結局そんな運命だったんだろーなーという気がするほど必然。

これが報われないとキツいでしょ。ヨノナカ終わりだろーと思うくらい、そー思っています。



まずは小さいな第一歩が今日で終了。
一つの経験が無数のアイデアを生む、それが次の行動に繋がる。
この経験はとてつもなくデカイです。

田舎郡東北村
まだ、本格開村は12日ですもの…。
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