よっちゃん農場のドタバタ日記

「よっちゃん農場」の日常。
 ~いち農家から小さなブランド作りの奮闘記~~

たけのこ、最盛期突入で第二幕【薪茹で開始】。

2020年05月04日 | 農家ブランド

昨日夕方の見回り時点で「こりゃ来たぞ!」と、箱を大量準備。

今朝は4時に山・・・けども暗い。加えて霧。

勝手知ったる山とはいえ、やっぱり暗いとおっかない。

それでも一本、また一本と掘り進めるうちに明るくなり、テンポも上がる。





ようやく盛りに差し掛かり、大量出荷。

今日は流通番長がうちまで引き取りに来ていただいて、ちょうどギリギリ。

助かりました。

出荷全量いたがきさん各店にお世話になってますが、

毎回ほぼ完売ということでとてもありがたい。

年の半分唐辛子、もう半分はたけのこ時間で魂込めているので、

結果に結びつくと単純にうれしい。

それをまた山へ還します。


先週は気仙沼・斉吉商店の生鮮便にもお世話になりました。

出始めを待っていてくれて、すぐ山へ駆けつけてくれました。

みんな大変、だから、そんな作りての味をちゃんと届けたい!という、

コロナの状況の中、生産者としてはとても共感できるギフト。

海と山ですが、目指すものに共通点があって、

専務、和枝さんと先日も、

「春の旬は南から来るから、東北に来た時点で、”え!? 今!?”と思われちゃう」

そうじゃないんだ、ここのだから旨いんだ!

を届けたいよねー!がんばろーと励ましあったばかり。とっても勉強になる方です。







山桜も満開で、日中、竹林を舞うピンク色はとてもキレイです。

コロナで自粛、とはいえ、こういう自然を相手の仕事、風景に、

興味ある人は足を運んでほしい。人数が密になればもちろんだめだけれど、

そういう【気づくべき】タイミングなのではないかと思う。

今回のことで単純に「売上」で言えば半端なくガクッと落ちています。

それだけ考えると【なじょすっぺ!】と落ち込みますが、

自分の産物や加工品が、必要という方はちゃんと手にしてくれる。

一億総活躍、と前のめりでない時間も人生を豊かにする大事なもの。



今だからこそ、そういう時間を提供できないですかね〜、と

昨日わざわざ所用で足を運んでくれた河北新報・畠山の兄貴と、竹やぶディスタンスで話しました。



連日猛暑でチョビ隊長も山警備おつかれぎみです。

ので、ご褒美にアイスを半分あげました。



今日は午後、もう一度山へ。

朝の時点で「デカすぎで生出荷はダメ」な大きさのやつを中心に60キロ。

さすがに足がもつれて大変でした。

盛りが来ると、収穫と並行して大事なのが先をつくる仕事。


「親竹」の選別

竹が筍、新芽を出すのは5〜6年が限界。

なので、山に勢いがついた時期に出てくる、葉が立派に立ち、太い精力のある筍を残し、

将来たけのこを産んでくれる親竹に育てます。

掘り作業しながら、ひとつひとつ検分してマーキングが私の仕事です。



今日もイノシシ目撃


デカイのもこんな風にかじっていきます。

今もガンガン毎朝のように竹林荒らし、でかいフンを撒き散らしてます。

が、それで土壌が肥えるのもまた事実なので分前だと割り切ってます。

2回目の帰りしな、北側隣の山の斜面で気配がしたので、シッ!・・とカミさんとサムに合図。

すると、ガサガサと中腹を歩く一頭のイノシシ。

今日のはまだ成獣ではなく5〜60キロサイズ。。

二人と一匹で絶叫して追っ払いました。


今日から第二幕。

掘りたて・薪茹で。開始です。