昨日夕方の見回り時点で「こりゃ来たぞ!」と、箱を大量準備。
今朝は4時に山・・・けども暗い。加えて霧。
勝手知ったる山とはいえ、やっぱり暗いとおっかない。
それでも一本、また一本と掘り進めるうちに明るくなり、テンポも上がる。
ようやく盛りに差し掛かり、大量出荷。
今日は流通番長がうちまで引き取りに来ていただいて、ちょうどギリギリ。
助かりました。
出荷全量いたがきさん各店にお世話になってますが、
毎回ほぼ完売ということでとてもありがたい。
年の半分唐辛子、もう半分はたけのこ時間で魂込めているので、
結果に結びつくと単純にうれしい。
それをまた山へ還します。
先週は気仙沼・斉吉商店の生鮮便にもお世話になりました。
出始めを待っていてくれて、すぐ山へ駆けつけてくれました。
みんな大変、だから、そんな作りての味をちゃんと届けたい!という、
コロナの状況の中、生産者としてはとても共感できるギフト。
海と山ですが、目指すものに共通点があって、
専務、和枝さんと先日も、
「春の旬は南から来るから、東北に来た時点で、”え!? 今!?”と思われちゃう」
そうじゃないんだ、ここのだから旨いんだ!
を届けたいよねー!がんばろーと励ましあったばかり。とっても勉強になる方です。
山桜も満開で、日中、竹林を舞うピンク色はとてもキレイです。
コロナで自粛、とはいえ、こういう自然を相手の仕事、風景に、
興味ある人は足を運んでほしい。人数が密になればもちろんだめだけれど、
そういう【気づくべき】タイミングなのではないかと思う。
今回のことで単純に「売上」で言えば半端なくガクッと落ちています。
それだけ考えると【なじょすっぺ!】と落ち込みますが、
自分の産物や加工品が、必要という方はちゃんと手にしてくれる。
一億総活躍、と前のめりでない時間も人生を豊かにする大事なもの。
今だからこそ、そういう時間を提供できないですかね〜、と
昨日わざわざ所用で足を運んでくれた河北新報・畠山の兄貴と、竹やぶディスタンスで話しました。
連日猛暑でチョビ隊長も山警備おつかれぎみです。
ので、ご褒美にアイスを半分あげました。
今日は午後、もう一度山へ。
朝の時点で「デカすぎで生出荷はダメ」な大きさのやつを中心に60キロ。
さすがに足がもつれて大変でした。
盛りが来ると、収穫と並行して大事なのが先をつくる仕事。
「親竹」の選別。
竹が筍、新芽を出すのは5〜6年が限界。
なので、山に勢いがついた時期に出てくる、葉が立派に立ち、太い精力のある筍を残し、
将来たけのこを産んでくれる親竹に育てます。
掘り作業しながら、ひとつひとつ検分してマーキングが私の仕事です。
今日もイノシシ目撃。
デカイのもこんな風にかじっていきます。
今もガンガン毎朝のように竹林荒らし、でかいフンを撒き散らしてます。
が、それで土壌が肥えるのもまた事実なので分前だと割り切ってます。
2回目の帰りしな、北側隣の山の斜面で気配がしたので、シッ!・・とカミさんとサムに合図。
すると、ガサガサと中腹を歩く一頭のイノシシ。
今日のはまだ成獣ではなく5〜60キロサイズ。。
二人と一匹で絶叫して追っ払いました。
今日から第二幕。
掘りたて・薪茹で。開始です。