よっちゃん農場のドタバタ日記

「よっちゃん農場」の日常。
 ~いち農家から小さなブランド作りの奮闘記~~

たけのこ水煮びん。

2020年05月12日 | 農家ブランド

今朝は過去最大量の収穫、出荷でした。

耐荷重量300キロの運搬機が危うい感じで戻ってきました。

去年、故障もあってエンジン馬力を上げといて幸いだったほど、ギリギリ。


今日から、実家だった三陸のワカメ仕事終わったタカちゃん参戦。

わかめの続きで早朝も厭わずな返事だったので、選別と掃除がスムーズ!と張り切りました。

最盛期も最盛期のクライマックスです。

全体で3haほどのたけのこ山ですが、掘り出してるのは1割にも満たない部分の面積。

・・・完全に掘り負けております。


とはいえ、最盛期になると気をつけたいのが選別。

伸びるのが早いので、ともすると楽に量は採れるけどうまくないものも多くなる。

通称オスたけのこ(根が浅いもの)はシュンと身が細く根も固めなので、

よほど良いもの以外パス。

写真のような、通称メスたけのこ(根の深いもの)を見極めて、

時間かけて掘り出すのが最盛期。生産者としては勝負どころ。

たけのこを下から見て【楕円】なのがメスです。

敬遠されがちですが、メスは5〜60センチになっても根っこも柔らかくて美味しいですよ。



今日はサム副隊長付き添い任務。

チョビ隊長もですが茹でたけのこが大好きです。

甘みを感じるようでパクついています。


このへんは動物王国にでもなったように、朝出荷から戻ったらしっぽの痩せたキツネが飛び跳ねてました。

今朝の竹林では、明らかにイノシシではないタケノコ食い散らかし跡。熊だと思います。

おっかない。



ひとり増えるとだいぶ気持ちも楽になり、その勢いで今日はお客さんからご注文のタケノコ水煮の発送。


茹でたものを瓶に詰め、再度2時間加熱してつくります。

長期保存できる方法としては、いちばん掘りたてに近いと思って毎年作ります。




質を見ながらですが、生出荷は今週くらいかな。

これだけ一気に出始めると、一気に終りが来るサインでもあるのです。

そろそろタケノコ仕事、第三幕の準備に取り掛かります。