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Pretenderの備忘録

寿 初春大歌舞伎 夜の部

2006-01-08 23:34:31 | 歌舞伎
坂田藤十郎襲名披露

歌舞伎座 1階1列30番

藤十郎の恋
扇雀の藤十郎、時蔵のお梶。序幕の第二場がすべての芝居ですけど、さらりとし過ぎというか、重みが感じられませんでした。扇雀は今後も演じるのでしょうが、お梶は昨年の桜姫で出した艶やかさを思うと福助なんかでもいいんじゃないかと思ったりしました。

口上
先月南座で拝見したのに比べてあまり盛り上がらなかったなあという感じがいたします。一番前の席だったので、幸四郎さんを間近に見ました。60には見えないよなあと。時蔵さんが女形のしつらえでなかったり、この辺はどういう風になって決まるのか良くわかりません。

伽羅先代萩 御殿、床下
これは、ひたすら長い狂言という印象だけが残っていたのだが、御殿と床下だけの1時間半ちょっと。藤十郎の政岡はいろいろと工夫もあるけれど、菊五郎なんかと同じで、立役もやるから、泣きとかで男の声そのものだったりして、ふと我に返ると違和感があったりする。虎之介君、よくやりました。声も大きいし、表情も豊かだし、将来が楽しみです。同級生がたくさん僕の後ろにいましたが、父親同様、慶応でしょうか?青山の方が同業の先輩もいるのでよいような気がしますが。秀太郎の栄御前、梅玉の八汐はそれなりにはまってたと思います。

島の千歳
福助の舞踊。特に鋭い動きがあるようなものではなかったが、無難にまとめた感じ。僕の席からだと、足先の動きがちゃんと見えないので、なんともわからない面もあった。

関三奴
橋之助、染五郎。おめでたい演目。舞踊として、特記事項なし。




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