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Pretenderの備忘録

平成若衆歌舞伎 第五弾 大阪男伊達流行

2006-05-21 21:54:11 | 歌舞伎
プロデューサーとしての秀太郎が、上方歌舞伎の若手育成の塾の卒業生に、養子の愛之助を軸に、用意した舞台の第五弾。ついに東京へ。

ル テアトル銀座 3列25番

花道もない舞台上で繰り広げられる芝居。若さということを意識した新作の脚本となっている。
愛之助、今までも何度も書いてきましたが、本当に華のあるいい役者になりました。ドキッとするほど仁左衛門に似ているときがあります。
そのことが逆に他の役者との差が際立ちすぎるというマイナスが出てしまう面もある。ゲストを一人くらい呼んだら、勉強にもなるし、刺激になり、舞台ももっと良くなるんじゃないかなあ。染五郎とか亀治郎。
立ち回りは、若い人が多いのだから、ちゃんばらだけでなく、菊五郎劇団ばりのアクロバティックな要素を入れてもいいんじゃないかな。一番の見せ場が愛之助が組み立て板が崩れるところから降りるところで、それは先月のだんどう返しを思わせて凄かったけど、そうじゃない見せ場があっても良いのではと思った。
殺しの場面がちょっと残酷。立ち回りというよりも、特に男が女を殺す場面をあそこまでやらんでもいいでしょって感じはした。
新作続きできているようだが、上方の古典を復活して脚色するというのもあってもいいんじゃないかな。
楽しみました。
仕事が暇なので、明日も休んで演舞場の午前に行くことに、笑

コメント
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