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Pretenderの備忘録

五月大歌舞伎 夜の部 新橋演舞場

2006-05-07 22:46:38 | 歌舞伎
1階 右の6

石川五右衛門
ゆったりとした吉右衛門の芸風に合った芝居。相手役の藤吉久吉、染五郎がそれなりに演じているが、経験の差というか格というか、違いがある。目で見て楽しめる芝居。

京鹿子娘道成寺
福助が踊る。本人がどこかのインタビューで「楷書」と言っていたけど、そんな仕上がり。この人は妖艶さで勝負するわけではないので、かと言って立ち役の方々のコミカルな感じでもなく、ある意味凄みみたいなものを出していかないとと思った。

松竹梅湯島掛額
吉右衛門が、真面目に喜劇をやっているのが伝わってくる。火の見櫓の亀治郎のお七は人形遣いを含め、迫力があり圧巻。この人が花子を踊ったらどうなるかと思ってしまった。昨年は、十二夜、児雷也と存在感が大きくなり、今年も正月の浅草、三谷、そして金比羅(これはいかれなかったけど)と今、旬ですね。

コメント
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