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Pretenderの備忘録

坂田藤十郎襲名披露 七月大歌舞伎 夜の部

2006-07-07 23:50:48 | 歌舞伎
1階2列9番。

松竹座は初めて。1000席だから、歌舞伎座の半分、演舞場の2/3のサイズになる。綺麗だけど、ビルに入って劇場までがエスカレーターや階段が狭くて渋滞する。歌舞伎座も立て替えるとコンセプトはこんな感じになるのかなあ。

昨年の南座の顔見世、歌舞伎座の正月と、大阪にも来てしまったが、別に藤十郎のファンと言うわけではない。演目がいい。京都、歌舞伎座は、いかにも上方歌舞伎という出し物。今回は、非常にポピュラーな演目が並ぶ。

一條大蔵譚
仁左衛門さんが演じる大蔵卿、なんともおおらかで愛嬌があって笑わせる。愛之助の鬼次郎もきりっと引き締まる。松嶋屋総出と言う感じの楽しいが締まった芝居。

京鹿子娘道成寺
藤十郎の襲名舞踊ということで、所化に翫雀、壱太郎、進之介、孝太郎、愛之助と豪華に並ぶ。
劇中に口上。
しかし、70も半ばになって、これだけの大曲を踊るのはやはりかなり無理がある。そのチャレンジ精神、一生青春には頭が下がるが、笠や堤等の小道具を扱いながら踊る1時間の大曲はしんどいなあと近くで見ていて思う。引き抜きも失敗こそないが、するりと綺麗にというと、5月の福助なんかとは比較できない。

魚屋宗五郎
いまや菊五郎の当たり役。安心してみていられる。時蔵のおはまもまあもう少し女房っぽさが出るといい。

17年振りに金曜日の晩の道頓堀を歩いた。猥雑な活気。東南アジアを感じるような。いかにも食い倒れという感じの和製ジャンクフードの店がならび。たまには新鮮でいい。

コメント
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