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Pretenderの備忘録

七月大歌舞伎 夜の部

2006-07-30 22:27:47 | 歌舞伎
3階3列8番

山吹
笑三郎、かなり玉三郎色に染められて、存在感のある縫子。歌六の藤次も良い。段治郎の島津はオーソドックス。
プログラムによれば、三島が渋沢龍彦との対談等でこの作品の上演を望んでいたが果たせず、死後になったという。それは何となくよくわかる。
だが、作品は、よくわからなかった。個人的には最後の島津の言葉だけが自分と重ね合わせて共感されるだけだった。

天守物語
前半と後半は別の物語だと思う。
前半、春猿が、玉三郎と並んで、引き立てる。これが笑也だと玉三郎のお気に召さないということか。
後半、海老蔵の図書之助、マッチョになり、若いすがすがしさというステージでもなくなってきたなあと思いながら観ていた。
玉三郎はこれは美しいし、はまり役だろう。いつまで続けるかというのはあるが。

コメント
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