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Pretenderの備忘録

坂田藤十郎襲名披露 七月大歌舞伎 昼の部

2006-07-08 23:25:40 | 歌舞伎
1階12列12番

信州川中島
松嶋屋の芝居。なんというか、華のない芝居。

連獅子
翫雀、壱太郎で。壱太郎は、15歳で既に父の身長を抜き、体型が非常にすらりとしていて、将来が楽しみ。今までの成駒屋の系統と違う雰囲気。女形も出来るだろうし、立ち役もいいだろうし、どういう方向に進むか。踊りも、カラダがまだ出来ていないにもかかわらず、軸はしっかりしていてぶれない。この辺は母親の血だろう。修験者の愛之助、お愛嬌という感じ。

口上
南座の顔見世や正月の歌舞伎座に比べると少ないけど、すっきりと。菊五郎が華を添えた。

夏祭浪花鑑
上方を意識した舞台と言うが、最後の引っ込み以外はディテールの話と言う気がするし、解釈は変わってないと思う。とりあえずこれで、江戸吉右衛門版、上方藤十郎版、時空ぶっ飛び勘三郎版が出揃ったところか。五月に三婦を演じた段四郎が今回は、義平次を。仁左衛門の徳兵衛はすっきり、通しで観たいところ。

東京に比べて、男性が少ない。東京はかなり若い男性ファンも、勘三郎以外でもコンスタントに来ているが、少ないと思った。夏と言う季節もあるが、南座に比べると着物姿も少ないねえ。大阪は次は10月ですな、笑。

コメント
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