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Pretenderの備忘録

社会人のための歌舞伎入門

2007-11-16 23:38:25 | 歌舞伎
国立劇場 1階12列28番

解説 義太夫狂言の楽しみ方 坂東秀調
摂州合邦辻

最近の解説は、音羽屋の若手がやっていた頃に比べてかなり手抜きだと思う。今回はそれでも義太夫の実演を大物浦とかも使ってやったりしたが。秀調さんの解説、還暦の人がやるなんて、びっくり。誠実な人柄が伝わってくる。もう少し、義太夫と下座の違いとか、そういうのを解説すると良かったと思う。

さて、摂州合邦辻の大詰の上演。90分。結構長く、役者の台詞よりも義太夫の方が長いと思う。これは、人形浄瑠璃がそのまま歌舞伎に来たような感じで、もう少し、歌舞伎的に脚色してもいいのだろう。
藤十郎と我當以外は、ほとんど存在感がない芝居。喜寿でよくやってるなあとは思うけど、玉手は玉三郎でみたいですね。俊徳丸がそうすると段治郎になってしまいそうですが、やはり海老蔵か染五郎あたり。そうして、菊之助の浅香姫あたりでどうでしょう、笑。合邦は段四郎あたり。
一日おいて、通しで観ます。

コメント
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