Running On Empty

Pretenderの備忘録

七月大歌舞伎 夜の部 関西・歌舞伎を愛する会 第十七回

2008-07-11 23:20:48 | 歌舞伎
大阪松竹座 2列8番

一、一谷嫩軍記
 熊谷陣屋(くまがいじんや)
 熊谷直実 仁左衛門
 白毫弥陀六実は弥平兵衛宗清 我 當
 藤の方 孝太郎
 堤軍次 愛之助
 相模 秀太郎
 源義経 藤十郎

上方役者で固めた熊谷陣屋。仁左衛門の直実は好きだ。変に大仰にならず、じっくりと泣かせる。我當の弥陀六、鷹揚な芸風、段四郎や富十郎とは違う風情で悪くない。秀太郎の相模、藤十郎の義経と安定。藤の方、うーん、どうなんでしょう。気品とか。。。早いかなというのもあるんですが。

二、黒手組曲輪達引(くろてぐみくるわのたてひき)
 浄瑠璃「忍岡恋曲者」

 花川戸助六/番頭権九郎 菊五郎
 三浦屋揚巻 魁 春
 牛若伝次 松 緑
 新造白玉 菊之助
 朝顔仙平 亀三郎
 三浦屋女房お仲 家 橘
 俳諧師東栄 團 蔵
 鳥居新左衛門 左團次
 紀伊国屋文左衛門 田之助

助六のパロディーで楽しくということで、序幕で馬鹿騒ぎをする。今回は阪神頑張れということで、菊五郎、田之助、團蔵がやってました。そのあとは、最後の菊五郎劇団の立ち回りで見せるまで、助六のパロディーが続く。菊五郎、かなり疲れているというか、老けたというか、切れがないというか。。。どこか悪いのだろうか。。。

三、上 羽衣(はごろも)
 天女 菊之助
 伯竜 松 緑

 下 団子売(だんごうり)
 お臼 孝太郎
 杵造 愛之助

菊之助は綺麗だが、もう少し、天女のはんなりとした雰囲気が出るといい。
団子売、松嶋屋の楽しい踊り、孝太郎さんは、世話物で勝負したらいい味がでると思うんだが。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする