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Pretenderの備忘録

遠山桜天保日記

2008-12-14 23:22:43 | 歌舞伎
国立劇場 大劇場 14列20番

竹柴其水=作
尾上菊五郎=監修
国立劇場文芸課=補綴
通し狂言
遠山桜天保日記(とおやまざくらてんぽうにっき)六幕九場
 国立劇場美術係=美術

 序 幕 河原崎座楽屋の場
 二幕目 隅田川三囲堤の場
 三幕目 成田山内護摩木山の場
 四幕目 第一場 花川戸須之崎政五郎内の場
 第二場 山の宿尾花屋裏手の場
 第三場 大川橋六地蔵河岸の場
 五幕目 第一場 新潟行形亭広間の場
 第二場 同 庭先の場
 大 詰 北町奉行所白洲の場

(出演)
尾 上 菊 五 郎
中 村 時 蔵
尾 上 松 緑
尾 上 菊 之 助
坂 東 亀 三 郎
坂 東 亀 寿
尾 上 松 也
中 村 梅 枝
中 村 萬 太 郎
片 岡 亀 蔵
河原崎 権 十 郎
市 村 萬 次 郎
市 川 團 蔵
市 川 左 團 次
澤 村 田 之 助

プログラム販売の人に、「復活狂言ですか、新作ですか?」とたずねたら、「新作です」と。復活でしたが、笑

初代左團次や猿翁が取り上げたようだが、プログラムにあらすじの修正が入るほど、結構色々と手直しをした模様。菊五郎は今年の夏の松竹座(黒手組曲輪達引)とか、国立劇場でも、結構羽目を外すいたずらをするが、今回はあまりそういうのはなかった。
歌舞伎の原作では金さんは、TVの桜吹雪や、これにて一件落着とかはないようだが、そういうのも入れて、娯楽性を強めている。
歌舞伎らしいやや込み入った、偶然性の筋書きも多い。
名場面はないが、それなりに、楽しめる芝居にはなっているか。
菊五郎、二役奮闘。菊之助、立ち役もしっかり演じている。松緑、悪さというか凄みに欠ける。亀三郎、いい役がつくようになってきたねえ。声が通るから。


コメント
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