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Pretenderの備忘録

十二月大歌舞伎 夜の部

2008-12-26 23:27:07 | 歌舞伎
歌舞伎座 1階16列21番

一、名鷹誉石切(なもたかしほまれのいしきり)
 鶴ヶ岡八幡社頭の場

 梶原平三景時 富十郎
 娘梢 魁 春
 俣野五郎景久 染五郎
 大名山口政信 松 江
 同 川島近重 男女蔵
 同 岡崎頼国 巳之助
 奴鷹平 鷹之資
 囚人呑助 家 橘
 青貝師六郎太夫 段四郎
 大庭三郎景親 梅 玉

特に石切の場面です。人間国宝が、羽左衛門型でやり、正面を向いて、前に出てくるわけですが、動きが非常に緩慢で大丈夫かなあというかんじでした。
染五郎の俣野、仁でないので。。。
段四郎という役者は、渋いし器用ですね。

二、高坏(たかつき)
 次郎冠者 染五郎
 高足売 彌十郎
 太郎冠者 高麗蔵
 大名某 友右衛門

染五郎、若いのだから、もう少し大胆にやってもいいのかなあと。こういうのをきちっとレパートリーにして欲しい。

三、籠釣瓶花街酔醒(かごつるべさとのえいざめ)
 序 幕 吉原仲之町見染の場
 二幕目 立花屋見世先の場
 大音寺前浪宅の場
 三幕目 兵庫屋二階遣手部屋の場
 同 廻し部屋の場
 同 八ツ橋部屋縁切りの場
 大 詰 立花屋二階の場

 佐野次郎左衛門 幸四郎
 八ツ橋 福 助
 繁山栄之丞 染五郎
 七越 高麗蔵
 兵庫屋初菊 児太郎
 絹商人丹兵衛 錦 吾
 遣手お辰 鐵之助
 釣鐘権八 市 蔵
 下男治六 段四郎
 九重 東 蔵
 立花屋女房おきつ 魁 春
 立花屋長兵衛 彦三郎

福助、最後のきられる場面のエビゾリは美しかったし、全般的に押さえた演技でよかった。ただ、最初の花道の引っ込みの笑顔、まだまだだねえ。
佐野というのは、本当はこういう根暗な感じだったのかもしれない。あまり田舎くさくなく、笑。最後が引っ張りすぎという感じもあり。
割合と、みんな安定感がある脇。

コメント
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