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Pretenderの備忘録

桜姫

2009-06-08 23:55:24 | 芝居・ミュージカル・バレエ
シアターコクーン Z列17番

コクーン歌舞伎が生み出した現代劇と銘打って。

舞台はテント小屋を思わせる仮設舞台の周りをベンチシートが囲み、横の後ろは、90度回転して途中で後部座席となるという。凄い装置を劇場がもってるものだと。

17番というのはベンチシート最前列のちょうど舞台の右隅。悪くない。役者は近くを通るし。ただ、全体は観にくい。通常の最前列以上に、奥行きがある分、観にくいか。

小劇場を思わせる、効果音や役者の動き。舞台の使い方。
桜姫の舞台をスペインに置き換えての脚本。これがイマイチ、しっくり来ない。置き換えにより、メッセージ性が出るわけでも、広がりが出るわけでもなく。南北だからわけがわからないというのでいいのだけど、今ひとつ。

笹野高史のトランペットはうまいねえ。ビックリ。
白井晃のしつこさを狙った役なのだろうが。。。
秋山、古田は、普段の味が出ている。
勘三郎は、意外性ということを狙ったのかもしれないが、それほど。
大竹しのぶは想定内。

串田さんの演出だが、歌舞伎と見比べてということか。
コメント
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