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Pretenderの備忘録

京乱噂鉤爪

2009-10-09 23:18:07 | 歌舞伎
国立劇場大劇場 1階14列30番

市川染五郎=原案
岩豪友樹子=脚本
九代琴松=演出
国立劇場文芸課=補綴

京乱噂鉤爪(きょうをみだすうわさのかぎづめ)二幕十二場

― 人間豹の最期 ―
   
市川染五郎宙乗り相勤め申し候 
              国立劇場美術係=美術          

第一幕 プロローグ 伏見近辺
    第一場   烏丸通り・きはものや
    第二場   三条・鴨川堤
    第三場   化野・鏑木隠宅
    第四場   一条戻橋
    第五場   今出川・鴨川堤
    第六場   羅城門

第二幕 第一場   四条河原町
    第二場   化野の原
    第三場   鏑木隠宅
    第四場   如意ヶ嶽の山中
    エピローグ 大文字を望む高台

(出  演)
松 本 幸四郎
中 村 翫 雀
市 川 高麗蔵
松 本 錦 吾
澤 村 鐵之助
中 村 歌 江
中 村 松 江
市 川 染五郎
中 村 梅 玉 ほか

昨年の乱歩の続編を、原作なしで、染五郎の原案を作品化。
大体において、続編が前編を上回る出来であるケースはまれで、本作もそう。
話が、奇想天外なのは歌舞伎として許されるけど、変に哲学的な思索とか、せりふにも出てくる説教みたいなのはどうか。
場面展開が多すぎ。
早替わりはなく、影武者使い。
染五郎の宙乗りと書いてあるので、宙乗りは本人なんだろうけど、メークが化け物だし、暗いしでよくわからなかった。劇場を斜めに宙乗りで、距離もあるし、何回も、体操選手のように中で前転、後転を繰り返し、本当に染かと思った。
幸四郎のせりふが聞き取りにくい。
役者は前回よりも出ているのだが、何か締まらない。
正直、あまり面白くなかった。
コメント (2)
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