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Pretenderの備忘録

芸術祭十月大歌舞伎

2012-10-07 23:37:07 | 歌舞伎
昼の部 2階 右列28番
夜の部 2階 右列26番

昼の部


一、国性爺合戦(こくせんやかっせん)

  獅子ヶ城楼門
  獅子ヶ城内甘輝館
  同 紅流し
  同 元の甘輝館

                    和藤内  松 緑
                    錦祥女  芝 雀
                    老一官  歌 六
                      渚  秀太郎
                     甘輝  梅 玉


二、歌舞伎十八番の内 勧進帳(かんじんちょう)

                  武蔵坊弁慶  團十郎
                  富樫左衛門  幸四郎
                   亀井六郎  友右衛門
                   片岡八郎  家 橘
                   駿河次郎  右之助
                  常陸坊海尊  市 蔵
                    源義経  藤十郎



夜の部 


一、曽我綉侠御所染(そがもようたてしのごしょぞめ)

  御所五郎蔵

  五條坂仲之町
  甲屋奥座敷
  廓内夜更
  五郎蔵内腹切

                  御所五郎蔵  梅 玉
                 星影土右衛門  松 緑
                     逢州  高麗蔵
                   梶原平平  亀 寿
                   新貝荒蔵  廣太郎
                   秩父重介  米 吉
                  二宮太郎次  廣 松
                     皐月  芝 雀
                  甲屋与五郎  幸四郎


二、歌舞伎十八番の内 勧進帳(かんじんちょう)

                  武蔵坊弁慶  幸四郎
                  富樫左衛門  團十郎
                   亀井六郎  友右衛門
                   片岡八郎  翫 雀
                   駿河次郎  高麗蔵
                  常陸坊海尊  錦 吾
                  太刀持音若  金太郎
                    源義経  藤十郎

発売日に松竹のサーバー不良で、復旧のタイミングですぐに購入できず、イマイチ見ずらい席であった、特に昼の部。
国性爺合戦、正直、あまり好きな芝居ではない。スケールは大きいオペラみたいなテーマの話であるが。
松緑の和藤内、まあこんなものか。芝雀の錦祥女、芯の強さは良く出ていると思う。歌六の老一官、秀太郎の渚、梅玉の甘輝は、まあまあ。

勧進帳、まずは團十郎が弁慶で、幸四郎が富樫。幸四郎の富樫、なんか棒読みみたいな台詞の調子で、何言ってるんだかよくわからない。藤十郎の義経は何回か観ているが、抑え気味で良い。

御所五郎蔵、染五郎が怪我のために梅玉が演じる。皐月を芝雀、土右衛門を松緑。地味な配役となった。与五郎の幸四郎が、声が聞こえないし、なんともダメ。廣太郎や米吉が良い。特に米吉は女形もこなすので注目。

勧進帳、親子三代でやる予定だったが、藤十郎が昼に続いて弁慶。團十郎の富樫はそもそもあまりうまくない。幸四郎、いつもより迫力がない感じ。

今回は七世幸四郎の追遠ということだったが、勧進帳は、入れ替えというのが、今日までのところではうまくいっていない。二人がぶつかりあうというよりも、二人とも演じにくそうな感じを受ける。また、四天王等が違ってくるのもわからなくないが、鳴り物も全くメンバーが異なる。この際、全く同じメンツでやれば良かった。

芝雀は大役をこなした。そもそも華のない人で、父親ほどの美貌がない、特に太りすぎ。芝居は一本調子ではあるがまあまあ。松緑も、大きな役をやったが、今回はあまり収穫なし。梅玉もまあまあ。

コメント
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